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ニューヨーク映画祭で「酔画仙」好評

Posted September. 30, 2002 23:04,   

「酔画仙(チュィファソン)」でカンヌ映画祭の監督賞を受賞した林権澤(イム・グォンテク)監督が、ニューヨーク映画祭(9月27〜10月13日)で熱いかっさいを浴びた。

ゴールドタイムの土曜日(9月28日)午後6時にニューヨークのリンカーン・センターのエリストリーホールで開かれた「酔画仙」の試写会で、数百人の観客は張承業(チャン・スンウォプ、崔ミンシクフ扮)が描いた韓国の美しさにはまった。117分間の19世紀の韓国旅行から帰った観客の前で林監督があいさつすると、起立拍手となった。

芸術映画を輸入して配給するキノインターナショナルのドナルド・クリム社長は、「酔画仙」はアメリカの主要都市で来年2月に封切りする予定であり、映画祭の反応からして大ヒットするに違いない」と話している。これに先立って、フランスの映画配給会社であるパテも「酔画仙」を輸入し、11月27日からフランスの100都市で上映する。

試写会直後「観客との対話」で、張承業についての好奇心に満ちた質問が続いた。「どうして張承業のことを映画に作ったのか」という質問に林監督は「小さい成果に安住せず、炎のように生きた画家を通じて、韓国画を映像で表現してみたいと思った。流浪し酒と女好きの張承業とわたしは似ているところが多いので、映画に作るのが難しくなかった」と説明すると、観客間に笑いが広がった。

27日の映画祭のレセプションでは、ニューヨークの映画雑誌の編集陣、映画評論家、映画関連の教授らが、林監督を訪れてあいさつした。彼らが 林監督に一番多く使った言葉は「ワンダフル(Wonderful・すばらしい)」と「パーフェクト(Perfect・完璧だ)だった。

アメリカ大陸の興行に大きな影響を及ぼすニューヨーク映画祭は、カンヌ映画祭などとは違って非競争として、国際映画祭で注目される300作品あまりの中で25作品だけを厳選して招待し、試写会を開く。

今年韓国では「酔画仙」とともに、洪尚秀(ホン・サンス)監督の「生活の発見」も招待された。アジアでは韓国のほかに、中国2作とイラン1作だけが招待された。今まで、韓国で「旅人は街でも休まぬ」(李長鎬監督)と「春香傳」(チュンヒャンヂョン・ 林権澤監督)の2作だけが招待されたことを考えると、韓国映画についての評価が大きく高くなったわけだ。

とくに6人のニューヨーク映画祭の審査委員らは、カンヌ映画祭の際に、「酔画仙」を見て、その場で満場一致で招待作として決めた。カンヌ映画祭の際に、「酔画仙」を高く評価しなかったニューヨークタイムズ誌も「美しく完璧な構図の中で、自然のイメージがいっぱいの映画から、林監督ならではの審美眼がうかがわれる」と高い評価をしている。

試写会に先立って、記者に会った林監督は「韓国映画の制作者らが、アメリカ市場に進出するためには、さらなる努力を行わなければならない」と話している。林監督は、今月中にロサンゼルスとシカゴ映画祭に引き続き出席する。

林監督は「最近は映画への投資資金も豊富になり、映画をきちんと勉強した若者も多くなったから、1960年代をりょうがする韓国映画の黄金期だ。しかし、大もうけを狙っていた投機資金は、映画界から抜けている」と話している。



konihong@donga.com