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中国、党大会控え権力闘争か 権力委譲の三つのシナリオ

中国、党大会控え権力闘争か 権力委譲の三つのシナリオ

Posted August. 21, 2002 22:22,   

▲結論出ずに終わった北戴河会議〓中国共産党の指導部は今月初め、夏のリゾート地、北戴河で中央工作会議を開いた。これまでの慣行どおりだと、ここで権力委譲の具体的な内容が決まるべきだった。それを受けてこそ、秋の第16回党大会のための準備を進めることができるからだ。しかし、江沢民国家主席は、委譲するポストはもちろん、委譲するのかどうかさえ明らかにしなかったと、サウスチャイナ・モーニングポスト紙が伝えた。

江主席のこのような態度は、彼が△国家主席△党総書記△中央軍事委員会主席を全部譲るのか(全退)、一部だけを委譲するのか(半退)を早い時期には決めないという意思表明として受け止められている。

これまでに指導部内で形成された共通認識は、「江主席が儀典上の席である国家主席を胡錦涛国家副主席に譲る」という程度のものだった。江主席の側近たちは、胡副主席はまだキャリアが足りないため、党総書記と中央軍事委主席職は江主席が継続して維持すべきだと主張してきた。

▲三つのシナリオ〓11月の16党大会を控えて、考えられる権力交代のシナリオは大きく言って3通りに絞られる。

一つは、故頳小平氏の遺志に従うものだ。頳氏は、生前に江主席を第三世代指導部に、胡副主席を第四世代指導部に指名した。とくに、江主席には任期の延長や10年以上政権を担当してはならないと述べていた。これに従って、第16回党大会で江主席が国家主席と党総書記、軍事委主席までも明け渡すという筋書きだ。

この場合、7人の政治局常務委員のうち李鵬委員長と朱鎔基首相、李瑞環政治交渉会議主席らもともに退かなければならないことになり、名実ともに世代交代が実現する。

しかし、江主席が軍事委主席を引退する可能性はないというのが大方の見方だ。その場合、李鵬委員長も退こうとはしないだろうとみられるため、このシナリオが実現する可能性はゼロに近い。

二番目は、江主席と李鵬委員長が同時に留任する場合だ。二人が喬石の締め出しで協力したように、今回力を合わせて権力委譲の時期を先送りするというシナリオだ。この場合、江主席は、党総書記と軍事委主席を維持し、李鵬委員長が国家主席に就任することになる。非主流の朱首相と李瑞環政治交渉会議主席は引退する。

最後に、「江主席留任、李委員長退陣」のシナリオだ。江主席が各勢力の糾合に成功し、一番のけん制勢力だった李委員長を退陣させ、過去の頳氏時代のように「一人天下」をつくるというものだ。この場合、胡副主席に主席や党総書記などを全部委譲しても、実際の権力は依然として江主席が握ることになる。複数の観測筋は、第16回党大会で、このような江主席の親衛クーデターが起こる可能性も排除できないとみている。



ljhzip@donga.com