
「ヒディンク師団の皇太子」宋鍾国(ソン・ジョングク、釜山アイコンズ)が、オランダの1部リーグでより大きな夢を求めて飛躍を始める。
Kリーグの釜山(プサン)は12日、宋鍾国が移籍料400万ドル(約48億ウォン、税金144万ドル込み)、年俸基本給40万ドル(税金除外)の5年契約でオランダの名門フェイエノールトに移籍することが決まったと発表した。
宋鍾国は、現地での活躍ぶりに応じて各種の年俸インセンティブを享受できるため基本給以上の収入が見込め、年俸契約は毎年更新する。また自動車、住宅などの便宜も提供される。
釜山は、このほかにも毎年フェイエノールトと親善試合を行うことにし、宋鍾国を再移籍するときは移籍料の10%を受け取るなどの有利な付帯条件に合意したと明らかにした。
宋鍾国は、身体検査を受けるため11日午後、すでにオランダに向かって出国した。15日に現地のチーム関係者に同行して帰国し、16日に移籍調印式を行う。その後、18日の釜山のホーム試合でさよなら戦を行い、21日にはオランダに向かって出国、早ければ25日のロッダJC戦に出場する予定だ。
フェイエノールトは昨シーズン、欧州サッカー連盟(UEFA)カップを制し、アヤックス、PSVアイントホーヘンに次ぎリーグ3位となった伝統の名門。それだけに選手層が厚く、戦力も安定している。
しかし、宋鍾国はさっそく主力の座を勝ち取る見通しだ。フェイエノールトがすでに宋鍾国獲得に備えてオーストラリア出身の右サイドバック、エマートンを放出したからだ。日本の新世代サッカースターの小野伸二が右側の攻撃的MFとして釘付けしており、宋鍾国とともに幻の「アジアコンビ」を組み立てるのがフェイエノールトの基本構想だ。
W杯韓国代表チームのコーチを務めたピム・ベアベック氏のアドバイスもフェイエノールトの決心に影響を与えたとされる。チームのナンバー2であるロブ・ベン取締役は、懇意な友人関係にあるベアベック氏を通じて、宋鍾国の実力について十分な情報を得ていたという。
宋鍾国は主力の座を固める場合、一気に夢の舞台を踏むことも予想されている。フェイエノールトが、すでに欧州のクラブW杯と言われるチャンピオンスリーグの予選第3ラウンドに進出しているからだ。
一方、フェイエノールトは11月17日、フース・ヒディンク前韓国代表監督が指導するPSVアイントホーヘンとの一戦を控えており、宋鍾国が出場する場合、師弟の対決を繰り広げることになる。
鞖克仁 bae2150@donga.com






