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[社説]またしても首相代理、徹底した検証を

[社説]またしても首相代理、徹底した検証を

Posted August. 09, 2002 21:52,   

金大中(キム・デジュン)大統領がまた首相代理を指名し、われわれを混乱させている。永い間の慣行だとは言え、本欄ですでに何度も指摘してきたように、首相代理制は違憲の可能性があるだけに、今度は避けるべきだった。ほかに選択肢がなかったわけでもないのに、あえて首相代理制にこだわったのは、どうも金大統領の硬直した対応があったように思える。

50歳の若手経営人を首相代理に指名したのは意外だった。50歳の首相代理は、女性首相代理に劣らない型破りであるからだ。相次ぐ型破りな人事は、任期末に迫って内外から限界にぶつかっている金大統領の切迫感が働いたのではないかと、憂慮される面もある。

もちろん張大煥(チャン・デファン)新首相代理の年齢自体が問題になることはない。しかし、政府の各省庁を統括する首相代理が、現職閣僚の誰よりも若いというのは、韓国的な土壌では考えさせる面があるのも事実だ。張前首相代理は、国政経験が皆無だった。国会の同意を得たとしても「6ヵ月切りの首相」に過ぎなく、業務を把握し経験を積むだけでも残り少ない時間だ。

半面、公職社会が大きく揺れている今は、首相の行政掌握能力が緊要とされる時期だ。またわが社会の各種のかっとうが一挙に噴出する大統領選の季節になれば首相の調整能力が大事になってくる。とくに、金大統領が与党民主党を離党しているうえ、野党ハンナラ党が院内過半数を確保した状況では、首相が各党を説得できる政治力も備えている必要がある。

人事聴聞会を通じて、こうした能力を備えているかが判明されるべきだ。聴聞会がこれ以上政治攻防レベルの疑惑検証に止まってはならない。聴聞会が正しく根を下ろすためには、今度はより体系的な検証が行われるべきだ。

各党が、早くも首相任命を同意してやるかどうかを口にする必要はない。同意をめぐり各政派の利害や得失を計算していてはさおさらいけない。聴聞会を経て、純粋に資質と能力を見て同意するかどうかを決めればいい。