金大中(キム・デジュン)政権の「業績」を記述した、高校の近現代史教科書が検定を通過した問題が波紋を広げている。
▲与野党の立場〓野党ハンナラ党は1日、歴史教科書の偏頗的な記述を「国の綱紀を乱す行為」だとし、党内に「歴史わい曲真相調査特別委員会」を設置して、検定委員の人選過程や外部からの圧力が働いた疑惑、責任所在などを究明するため、国会の国政調査を進める問題を検討することにした。
これに対して与党民主党は、均衡の取れた歴史記述の必要性には共感を示しながらも、ハンナラ党が提起している「外部の圧力」疑惑については、「政治攻勢」だとして論じ返すなど、この問題が政治争点と化す兆候をみせている。
ハンナラ党の徐清源(ソ・チョンウォン)代表は同日、記者団に対して、「検定教科書だけでなく、国定教科書にも問題のある内容が多いだけに、外部の有識者を含む真相調査委員会を構成して、わい曲内容の是正していく方針だ」と述べた。
権哲賢(コン・チョルヒョン)議員は、「大統領周辺の『DJ偶像化作業チーム』が関わっているたのではないかとの疑いを拭いきれない。大統領選を控えた事前選挙運動の性格も帯びている」と主張した。
民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)スポークスマンは、論評の中で「歴史教科書の記述は、正確性と均衡性を保つべきだ」としながら、「歴代の政権についても、功と過が正当かつバランスよく評価されるべきであるという観点から、教科書の記述を綿密に検討し適切な是正措置が取られるべきだ」と語った。
李美卿(イ・ミギョン)議員は「過去の政権においても、現代史記述の客観性問題で論争が起きていたにもかかわらず、今回の事件に限って大げさに取上げ、政争の口実にするのは理解できない。これを教科書わい曲とのみ片付けてしまう政治的発言は、また別の現実・歴史わい曲につながる可能性がある」と指摘した。
▲検定委員リストの公表問題〓同日、国会の教育委員会でハンナラ党は、とりわけ教科書検定委員の選定が恣意的に行われたとして、検定委員リストの公表を求めた。
金貞淑(キム・ジョンスク)委員は1日、「検定の主務機関である韓国教育課程評価院が推薦した識者が一人も委嘱されず、教育人的資源部(教育部)が一方的に選定した」と話した。
李相周(イ・サンジュ)副首相兼教育部長官は、答弁の中で「歪曲されたとするマスコミの報道内容には、一部誇張した部分もある。非公開を前提に、検定委員リストを提示する容易がある」と述べた。
教育部側は、「評価院が推薦した16人のうち、他の教科書の執筆者として参加している4人と、検定委員委嘱を固辞した3人を除いた9人の中から最終的に2人を委嘱した」と明らかにした。
教育部のある関係者は、「市道教育庁の推薦が経歴中心、または情実で行われる場合もあり、大学の教授は、韓国学術振興財団に登載された教授の中から、教育部の教材編修官が選定している」と述べ、委員の人選過程が恣意的に行われた可能性を排除しなかった。
朴成遠 inchul@donga.com swpark@donga.com






