月曜日の22日、米株価が急落を続け、「ブラックフライデー後のブラックマンデー」となった。
19日の急落で始まったニューヨーク株式市場は、ワールドコム倒産に対する恐怖と米金融グループ最大手のシティグループがエンロン疑惑に関連して米上院の調査を受けるという悪材料が重なり、大引け寸前に投げ売りもみられた。
ダウ工業平均は2.93%(234.82ポイント)安の7784.44となり、1998年10月以降3年9ヵ月ぶりに8000台を割り込んだ。
ナスダック総合指数は2.77%(36.60ポイント)安い1282.55となった。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は3.29%(27.93ポイント)低い819.83で取り引きされた。S&P500指数とナスダック指数は、1997年5月以来の最低水準。
同日の米株安の背景には、ワールドコムとシティグループの他にも、米地域電話会社最大手のベルサウスの四半期業績悪化と、ナイジェリアの石油輸出国機構(OPEC)からの脱退がある。
ヨーロッパの主要株式市場も、ワールドコムショックの影響とオランダ保険会社アエゴンの業績悪化への警告を受け、保険会社の支払能力下落に対する懸念から取り引き終盤投げ売りが相次ぎ、株価が同時に急落する「ブラックマンデー」となった。
FTSEユーロトップ100指数は5.1%下落し、ロンドン市場の基準指数のFTSE100指数は4.95%、フランクフルト市場のDAX30指数は5.1%、パリ市場のCAC30指数は4.5%がそれぞれ下落した。
一方、韓国の場合、株価が急反発し、総合株価指数が740台を回復した。しかし、外国人による売り越しが948億ウォンに上っており、株価上昇がプログラム買いによるものであるため、上昇基調が続くかはまだ不透明だ。
23日の総合株価指数は、前日比22.62ポイント(3.14%)高い743.52で取り引きを終えた。出来高はハイニクス半導体が18億3279万株も取り引きされたため、23億7929万株と過去最多を更新した。
コスダック総合指数は2.33ポイント(3.93%)高い61.61で取り引きされた。ダウ工業平均が8000を、ナスダック指数が1300を割り込んだことを受けて、715.81で取り引きを開始した後709.31まで下落したが、プログラム買いが1619億ウォンも集中し、株価は上昇に転じた。
洪贊善 konihong@donga.com hcs@donga.com






