Go to contents

韓国人の胃がん、肝臓がん 遺伝子大量特定

韓国人の胃がん、肝臓がん 遺伝子大量特定

Posted July. 23, 2002 22:56,   

科学技術部ヒトゲノム機能研究事業団は23日、韓国人の胃がんや肝臓がん遺伝子を大量に特定したと発表した。

兪香淑(ユ・ヒャンスク)団長は「韓国人の胃がんや肝臓がんの細胞に入っているDNAを分析したところ、胃がんの発生やがんの進行程度(1〜4期)に関係する遺伝子を約180個分離することに成功し、肝臓がんに関係する遺伝子も1100個特定した」と説明した。

これらの遺伝子をうまく活用すれば、胃がんの危険性をあらかじめ感知し、年齢による予防策を開発できるものとみられる。

同研究団は蔚山(ウルサン)大学医学部はじめ6つの病院と韓国生命工学研究院と共同で胃がんと肝臓がん患者のDNAと普通のDNAを比較し、がん患者特有の遺伝子を分離した。

とくに、胃がん患者の年齢によって60種類余りの遺伝子が違う形で発現することを初めて突き止めた。

団長は「今回、発見された遺伝子の機能を正確に解明すれば、がんの発生原因や進行過程などをより正確に分かることができる。がんを早期診断するDNAチップを開発したり、韓国人に適した抗がん剤やオーダーメード治療法などを作るうえで活用できると思う」と話している。



dongho@donga.com