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16強進出の代表に兵役特典を検討

Posted June. 16, 2002 08:20,   

ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント進出(16強)の神話を成し遂げたサッカーの韓国代表選手のうち、兵役を済ましていない選手に対する兵役特典が与えられる見通しだ。代表チームのなかで兵役対象は、宋鍾国(ソン・ジョングク)、朴智星(パク・チソン)、李天秀(イ・チョンス)、崔泰旭(チェ・テウク)、車(チャ)ドゥリ、安貞煥(アン・ジョンファン)、李栄杓(イ・ヨンピョ)、玄泳民(ヒョン・ヨンミン)、金南一(キム・ナムイル)ら10人。

金東信(キム・ドンシン)国防部長官は15日、金大中(キム・デジュン)大統領の指示を受けて対策会議を開いたあと、黄義敦(ファン・ウィドン)スポークスマンを通じて「W杯16強進出を果たした代表選手たちの兵役問題の解消を望む国民世論と、サッカーチームが持続的に実力を培養できるように配慮し、兵役特典を与える問題を肯定的に検討して積極的に推進する計画だ」と明らかにした。

国防部は、なるべく早急に兵役法施行令の改正案をまとめ、閣議に提出する方針だ。兵務庁の関係者は「改正案は、現行の兵役特例対象にW杯16強進出者を含ませるか、『国家の名誉を高めた者』などと包括的に規定する形式が有力だ」と述べた。

現行の兵役法施行令は、オリンピックで3位以上、アジア大会1位に入賞した者に限って文化観光部長官が公益勤務要員(体育、芸術部門)に推薦すれば、4週間の基礎的な軍事訓練を受けたあとに、3年間、各自の分野で活動すれば、兵役義務を果たしたものと規定している。米大リーグのプロ野球選手、朴賛浩(パク・チャンホ)、李承鎏(い・スンヨプ)が、同規定にもとづいて兵役特典を受けている。

これまで国防部と兵務庁は、W杯サッカー代表チームに対する兵役特典について、国民皆兵制の原則と公平性に反するもので、違和感を造成する可能性があるとして反対の立場を堅持してきた。



尹相虎 ysh1005@donga.com