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米大統領演説「テロには先制攻撃」

Posted June. 03, 2002 13:08,   

ブッシュ米大統領は1日、米国はテロの脅威に立ち向かって、先制攻撃も辞さないことを明らかにした。ブッシュ大統領は、同日、ウェストポイント陸軍士官学校の卒業式で演説し「テロの脅威が現実化するまで待ったら、待ちすぎだ。テロリストによる最悪の脅威が顕在化する前に、まず敵に戦闘を挑み、敵の計画を崩壊させねばならない」と強調した。

さらに「安保状況からみて、必要な場合には国民の自由と生命を守るために、先制攻撃にでる積極的な準備態勢を整えなければならない」とつけ加えた。

ブッシュ大統領はまた「一部で、言葉が外交的でないとか無礼だと懸念するが、私はこれに同意しない」と述べた。

ブッシュ大統領は「邪悪で不法な政権との対決を通じて、これまで隠されてきた問題を明らかにする。正義と残酷、無罪と有罪の間に、中立はあり得ない」と断言した。

ブッシュ大統領は、イラク、イラン、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)などの「悪の枢軸」国家を名指ししなかったものの「弱小国や閉鎖的なグループでも、大国を攻撃する壊滅的な力を入手することができる」と指摘した。

ホワイトハウスは、ブッシュ大統領の演説と関連して、米国がイラクに侵攻する計画があるのではないと説明した。



韓起興 eligius@donga.com