
「デ〜ハンミング!」
韓国代表チームによる詰めの練習が始まった29日、慶尚北道慶州(キョンサンブクド・キョンジュ)の市民グラウンドのスタンドの一角では、スズメが「チュチュ」とさえずるような、幼い子供たちの合唱が聞こえてきた。100人余りの幼稚園児が、韓国チームの応援に駆けつけたもの。
「未来の希望」たちを率いてきた、慶州市ホソン幼稚園の保母パク・ジウンさんは「韓国の代表チームが慶州に来ていると聞き、子どもたちが選手にひと目会いたいというので、連れてきた」と話した。
園児たちは、韓国のサポーターズ「レッドデビルズ」を真似て、手拍子を合わせて応援する一方、炎天下のなかで「デ〜ハンミング(大韓民国)」と、力強く声を張り上げた。
ガス・ヒディンク監督は「今のところ最大の問題は、選手たちが国民の大きな期待と応援に、あまりにも鼓舞的になっているということだ」と言っていたが、このように、ちびっこたちまで加わった国を挙げての声援が、本大会では頼もしいスポンサーとなるのは、至極当然のこと。
一日の「甘い休息」を終えた選手たちはこの日、ひときわ軽い足取りで活気強くグラウンドを走り回った。ヒディンク監督は、練習が始まる前に慶州市の関係者から、ベスト16入りを祈願する大きなサインボールと、慶州市のシンボルとなっている模型の金冠を贈られ、「残る期間中、ベストコンディションを保てるように練習を仕上げ、悔いのない試合で皆さんの声援に応えたい」と答えた。
この日の練習は、昨日までにクリアーした練習過程を繰り返しながら、軽いトレーニングで体をほぐすのに重点を置いた。ランニングとストレッチ、リレーなどを終えたあと、グラウンドの両手に分かれて、それぞれ別のプログラムをこなした。
ミッドフィルダーと攻撃陣は、ハーフラインから3、4回のパスで相手のゴールを攻める攻撃ルート開発練習を重点的に行った。ファン・ソンホンを真中にしてソル・キヒョンとパク・ジソンが左右のウィング、イ・ヨンピョとユ・サンチョルがミッドフィルダーを務めるA組、イ・チョンスーアン・ジョンファンーチェ・テウックが攻撃に布陣して、キム・ナムイルが後方からパスをつなげる役割をするB組みに分かれ、速いパスワークで敵陣に入り込む練習を繰り返した。
これを注意深く見守っていたヒディンク監督は、時折大きな声で選手たちへの注文を伝えた。
一方、グラウンドの外では、ドイツとスペインの取材陣が、韓国選手たちの一挙手一投足をチェックして、注目を集めた。
練習が終了した後、ヒディンク監督は「何カ月もの間、ほとんど休みもなくかなり強度の高い練習をしてきたこともあり、残る期間中は軽い代りに集中力を高めるトレーニングを行うつもり」だと語った。この日、グラウンドには姿を現さず、宿舎に留まったホン・ミョンボの足首の怪我の状態については「冒険はしたくないので、練習に参加させなかった。たいして心配するほどではない」と述べた。
金相洙 ssoo@donga.com






