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審判をだます「ハリウッドアクション」はイエローカード

審判をだます「ハリウッドアクション」はイエローカード

Posted March. 14, 2002 09:26,   

先月15日、ウルグアイのモンデビデオで行われたサッカー韓国—ウルグアイ戦。前半22分、ウルグアイのゴールネットに向かってドリブルしていた金度勲(キム・ドフン)はウルグアイDFと触れてもいなかったのに、両腕を大きく開いてグラウンドに倒れた。この場面を見た主審は、金にイエローカードを突きつけた。「容疑」は主審の目をだまそうとした「ハリウッドアクション」

2002年W杯では、このようなハリウッドアクションをするには、選手はかなりのリスクをおかさなければならない。

国際サッカー連盟(FIFA)は、2002W杯では「ハリウッドアクション」に断固として対処するとの方針を立て、今月20日から23日までソウルで開かれる審判セミナーでこれを集中的に研修する計画だ。今回のセミナーで、審判は98年フランスW杯やユーロ2000、欧州プロリーグで撮ったビデオをみて選手の「多様な演技場面」を勉強する。

ハリウッドアクションの公式名称は「シミュレーション」。

シミュレーションは審判の目をだますすべての行為を言う。ペナルティー地域内でペナルティーキックを誘導するために、相手選手に足をかけられてのではなく一人で倒れるのが、代表的なシミュレーション。このほか相手選手が腕を振り切る時に当たってもいないのに、当たったように演技したり、時間稼ぎのためにグラウンドに倒れたあと、痛いふりをして立ち上がらないのも、よく見られる選手の演技だ。

FIFAは2002W杯ではハリウッドアクションに対し、注意なしに警告を出すことができるようにした。選手の演技に惑わされた主審が誤った判定をくだし、試合の流れが変ることを未然に防ぎ、フェアプレーを誘導するためだ。

韓国W杯組織委員会のイム・ウンジュ審判担当官は「審判をだます、いかなる行動も許されない。不利益を被らないためには、フェアプレー以外に正解はない」と述べた。

そして「98年W杯の際に審判のキーワードが「ビハインドタックル(後方タックル)だったとすれば、今大会は「シミュレーション」がキーワードになりそうだ。前の大会は、始まる前に後ろからタックルをしないよう強調したが、結局河錫舟(ハ・ソクジュ)選手がバックタックルで退場した痛い経験があるだけに、選手は今からでもハリウッドアクションをする癖を捨てなければならない」と強調した。



buddy@donga.com