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「大統領義弟がベンチャー企業の投資誘致に関与」 野党が疑惑提起

「大統領義弟がベンチャー企業の投資誘致に関与」 野党が疑惑提起

Posted March. 01, 2002 10:39,   

野党ハンナラ党の南景弼(ナム・ギョンピル)スポークスマンは28日、「金大中(キム・デジュン)大統領の義弟、李聖鎬(イ・ソンホ)氏を始めとする与党の有力議員らが、経営難に見舞われていたベンチャー企業の投資誘致に関与して、投資家に被害を与えた」とし、検察に捜査を促した。

南スポークスマンは論評で、「セキュリティシステム販売会社(株)ハンディテクコリアの2000年8月11日に開かれた創立記念式に、李氏や長官、そして国会議員らが出席し、この面々を見て多くの人が投資したものの、わずか1年あまりで会社が空中分解した」と述べた。

(株)ハンディテクコリアの創立記念式には、金允起(キム・ユンギ)当時建設交通部長官や民主党の鄭大哲(チョン・デチョル)、金元吉(キム・ウォンギル)、朴尚奎(パク・サンギュ)、金景梓(キム・ギョンジェ)、薛勲(ソル・フン)議員、李澤錫(イ・テクソク)首相秘書室長などが出席した。

同社の親会社である(株)ハンディコムコリアは、この行事を前後して投資家を募集、少なくとも30億ウォン以上を集めたが、製品販売実績の不振で経営難に見舞われた。さらに、2001年末に税金操作の事実が摘発され、 3億ウォンあまりの過怠料が賦課されたことで、結局倒産に至った。(株)ハンディコムコリア代表宗奉燮(ジョン・ボンソブ)氏は、同年11月2日に中国に向けて出国した。

南スポークスマンは「検察は、出席者らが単なる投資家の引き寄せだったのか、それともカネや株を見返りとして受け取ったのかを明らかにしなければならない」と述べた。

李聖鎬氏はこれに対し「(株)ハンディテックコリア代表の車重徳(チャ・ジュンドク)氏が昔なじみの後輩なので、創立を祝うために出席して祝辞を述べただけで、会社の運営には一切関与しなかったし、株や謝礼も受け取っていない」と釈明した。

他の出席者らも「李氏や車氏の依頼を受けて創立記念式に出席したが、会社の株はもちろん謝礼も受け取っていない」と語った。



宋寅壽 issong@donga.com