Go to contents

2種目の1000メートルで、金メダルねらう

2種目の1000メートルで、金メダルねらう

Posted February. 17, 2002 11:38,   

2002ソルトレークシティー冬季オリンピックは17日、スピードスケーティング男子1000メートルと、ショートトラック男子1000メートルの決勝が行われる。韓国選手団の2人のスター、イ・ギュヒョク(24、春川市役所)とキム・ドンソン(22、高麗大)が並んで金メダルに挑戦する。

この2種目の1000メートルは、韓国が冬季オリンピックで伝統的に強さを見せてきた。 スピードスケーティング1000メートルは、92年アルベールビル大会でキム・ユンマンが韓国スピードスケーティング史上初めてオリンピックで銀メダルを獲得した種目だ。また、ショートトラック1000メートルは、キム・ギフン(94年リレハンメル)とキム・ドンソン(98年長野)が連続金メダルを取った「金メダルの宝庫」。そのため、韓国選手団は17日、約5時間の差をおいて行われる2つの種目で連続勝利を期待している。

イ・ギュヒョクは今大会であまり期待されなかったスピードスケーティング500メートルで34秒74の韓国新記録を出して、5位をマークするなど上昇傾向にある。自ら「調子があまりにも良い」と話すほどだ。彼が今回の大会で最も重点をおいた部分は、まさに体の調子を試合の日に合せて、最高にアップさせることだった。これは98年長野で1回「試行錯誤」を経験した結果だ。

当時イ・ギュヒョクはちょうど大会1ヵ月前に絶頂だった調子が、いざオリンピック期間中には振るわず、メダル獲得に失敗した。今回のオリンピックでマスコミとのインタビューを自ら断るのも集中力が揺れるのを防ぐためだった。

中距離が専攻のイ・ギュヒョクの1000メートル最高記録は1分08秒61。オリンピックが開かれているソルトレークシティーオーバル競技場で、昨年3月にたてた記録だ。世界記録保有者のジェレミー・ウォザースプーン(オランダ、1分07秒72)とは0.89秒差。だが、ウォザースプーンが500メートルの失格で揺れていて、かえって好機となっている。

ショートトラックのエース、キム・ドンソンが優勝する可能性も高い。この部門で世界ランキング1位のキム・ドンソンは14日の1000メートル予選で、ライバルの米国のオーノを抜き、1位となり、健在を誇示した。オーノは普段の能力さえ発揮すれば十分に勝つことができる相手だが、米国ファンの一方的な応援と、予選で表れたように、軽く体をたたくオーノの神経戦が「変数」。したがって、オーノの神経戦に巻込まれず、最大限落ち着きを維持するのが勝利のカギとなるだろう。



金相洙 ssoo@donga.com