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李容湖ゲートで、民主党金ボン鎬前議員に出国禁止措置

李容湖ゲートで、民主党金ボン鎬前議員に出国禁止措置

Posted February. 16, 2002 11:30,   

「李容湖(イ・ヨンホ)ゲート」を捜査している車正一(チャ・ジョンイル)特別検事(特検)チームは15日、李容湖被告の金5000万ウォンが与党民主党の金ボン鎬(キム・ボンホ)前議員の関連口座に流入された事実を確認し、金前議員に対し出国禁止の措置を取った。

特検チームは近く金前議員を召喚し、李被告の金が渡された経緯と代価性などについて取り調べる方針だ。

特検の捜査によると、金前議員は2000年4月の総選挙の直前、李容湖被告が友人の朴(パク)某氏(44)に渡した5000万ウォンを小切手で受け取り、李被告が開設したものとみられるC産業名義の仮名口座に振り込んだ後1日後に現金でおろしたことを確認したという。これに先立ち最高検察庁は、李被告が2000年3月、取り引き代金の名目で朴氏に渡した5000万ウォンが金前議員に渡された事実を解明したが、いわゆる李容ゲートとは関係がないと結論付けたものとされていた。

特検チームは、金前議員が現金をおろした当時、仮名口座から同時におろされた金が合計2億6000万ウォンだったということを確認し、金前議員のほかに他の政官界人物もこの口座を通じて金を受け取ったかどうかについても調べている。

特検チームはまた、金前議員の関連口座から2000万ウォンが李容湖被告の系列会社の口座に振り込まれたのを捕捉し、金前議員がサムエ・インダスの海外転換社債(CB)ファンドに投資した後、李被告から投資利益金を受け取った可能性もあるとみている。

これに対し金前議員は「第16代国会議員総選挙を数日後に控えて姻せき関係の朴氏から寄付金の名目で5000万ウォンを受け取った後、領収書を発行し渡した」とし「昨年9月、李容湖被告の身柄が拘束された直後、朴氏から『李容湖からもらった金だった』という話を聞いた」と話した。

金前議員は「しかし、朴氏から李被告関連の依頼を受けたことがなく、2000年にソウル江南(カンナム)にある朴氏の事務室に寄り、ちょうど、そこにいた李被告に会い軽いあいさつを交わしたことがあるが、李被告とはなんの関係もない」と述べた。

金前議員はまた、李被告のファンドに投資したという疑惑について「娘が選挙のため高校の同窓生から借りてわたしに渡した金で、後ほど全部返しており、ファンドに投資したことはない」と説明した。

金前議員は2000年1月から昨年3月まで民主党中央の後援会長を務めており、2000年4月13日の総選挙には、民主党候補として全羅南道海南—珍島(チョンラナムド・ヘナム−ジンド)地方区で出馬したが落選した。

一方、特検チームは、金大中(キム・デジュン)大統領夫人の甥である預金保険公社の李亨澤(イ・ヒョンテック)前専務が捜査を中止するよう圧力を加えたとされる疑惑と関連、李容疑者と接触した前職・現職の検察幹部らに対し来週書面の調査を行うことを決めた。



丁偉用 viyonz@donga.com · myzodan@donga.com