今年はどんな商品がヒットするだろうか。
ワールドカップ大会(W杯)とアジア競技大会のような大型スポーツイベントをうまく活用すること、不況から脱却できる消費の動きに注目すること、エンターテイメント分野をうまく攻略すること。
LG経済研究院は24日、今年のヒット商品になるためには、このようなトレンドをよく活用することをアドバイスした。
「W杯特需」は、デジタル商品の売上げを増やすものと予想される。今まで世界的に多くの企業がスポーツイベントに合わせて先端電気商品を出してヒットさせている。1964年東京オリンピックの際、ソニーと松下などが発売したポータブルカセット、いわゆる「ウォークマン」が世界的な人気を集めたのが代表例だ。
LG研究院はデジタル衛星放送の開始で、一体型高画質テレビ(HDTV)と、セットトップボックスの需要が増え、とくに高所得層とマニアをターゲットにした高価格商品、プレミアム商品の販売が急増するという見通しをたてている。すでに大衆化されているデジタルカメラは、一層消費者の幅を広げていくものとみられる。
研究院では、次世代移動体通信(IMT−2000)サービスによる携帯電話市場の変化にも注目するよう指摘している。
去年は比較的端末機補助金の禁止で、需要が低迷し、新商品の開発が少なかったが、今年はカラー端末機が白黒端末機に取って代わり、市場を急激に広げていく見込み。
映画「チング」に代表されるエンターテイメント商品も、依然人気を集めると予想される。去年は映画、小説、ゲーム、音楽が中心だったが、今年はアニメーション分野まで加わることが期待される。
今年のヒット商品のトレンドを左右する「台風の目」は、週休2日制。多くの韓国人がレジャー活動を楽しんでいない最も大きな理由として「時間がない」を挙げていることから、週休2日制の導入は屋外スポーツ関連商品の需要を急激に増やすとみられる。
機能と機能、商品とサービスを統合させた「複合商品」は今年も大人気を呼ぶ見込みだ。
研究院では最近増えつつある20〜30歳代の「キダルト族」関連商品にも注目する必要があると指摘する。子供と大人の合成語で子供の感性を持った大人を意味する「キダルト族」を狙って、エンターテイメントと子供の頃の思い出を刺激するような商品を開発するよう助言している。
李明宰 mjlee@donga.com






