尹泰植(ユン・テシク)ゲートを捜査しているソウル地検は21日、金正吉(キム・ジョンギル)前大統領政務首席秘書官の紹介で尹容疑者に会った与党民主党の南宮鉊(前情報通信部長官)国会議員が尹容疑者に尹容疑者のベンチャー企業、パス21の株式を要求したかどうかについて調べていると明らかにした。
尹容疑者は検察で99年11月当時、南宮前長官が「1億ウォンで株式をどれくらい買えるのか」と聞いたという供述をしたものとみられる。
刑法上は、公務員が職務に関し賄ろを「要求または約束した場合」も、5年以下の懲役または10年以下の資格停止に処することができるように定められている。
検察はしかし、尹容疑者とパス21の関係者らの供述によると、南宮議員が尹容疑者に「株式を渡して欲しい」と要求したのかどうかが不明確だ。検察関係者は 「単に株式を買いたいという意向を示したのか、でなければ安価で渡して欲しいと話したのかを区別しなければならないが曖昧だ」とし「南宮議員の本音が何だったかを解明すべきだろう」と述べた。
これと関連、南宮議員は「株式を要求したという話は事実無根であり、尹容疑者に会った当時、株式について話せる状況でもなかった」としたうえで「パス21が要請してきた技術の認証も受け入れなかった」 と報道資料を通じて釈明した。
一方、検察は、済州道(チェジュド)の金鎬成(キム・ホソン)前行政担当副知事が昨年6月、尹容疑者から3000万ウォン相当のパス21の株式500株を受け取り、済州道にパス21の出入り保安システムの納品を許可した容疑(特定犯罪加重処罰法上の賄賂)を確認、22日逮捕状を請求することを決めた。
検察は、尹容疑者を金前副知事に紹介した人で、2人の間の株式取引きの内容を把握しているとみられる某信用金庫の社長シン某氏を参考人として21日召喚し調べた。
検察はまた、今週中に公務員とマスコミ関係者10人のうち5〜8人を在宅起訴する方針だ。起訴対象は尹容疑者の事業に便宜を提供したり広報性の報道をする代価として無償で株式を受け取ったり安価で買い入れたケース。
李明鍵 gun43@donga.com






