「スージ・キム殺害事件」で身柄を拘束されているベンチャー企業「パス21」の大株主である尹泰植(ユン・テシク)容疑者が、2000年初めから昨年検察に逮捕される直前までの間に、朴鉂ヨン(パク・ジュンヨン)国政広報処長(前大統領公報首席秘書官)と数回にわたって会っていた事実が確認された。
これによって朴処長が尹容疑者に会った経緯と、政界・官界へのロビーにかかわっているかどうかなどについての検察の捜査が不可避になった。このため金大中(キム・デジュン)大統領は、朴処長の更迭を検討しているものとみられる。
政界と検察によると、朴処長は2000年初めから、大統領府公報首席秘書官をしながら、数回にわたって尹容疑者に会い、同容疑者からパス21についての説明を聴くなど緊密な関係を維持してきた。
朴処長は昨年10月、尹容疑者が検察に召喚される直前まで、尹容疑者と会って夕食をともにしたりしたことも確認された。
これによって、尹容疑者が大統領に直接会い、政界・官界の高官らに対して企業説明会などを行う過程で、朴処長がある種の役割を果たしていたのではないかという疑惑が出ている。
一方、尹容疑者は99年12月、金正吉(キム・ジョンギル)前大統領府政務首席秘書官の紹介で、ソウル経済新聞の金永烈(キム・ヨンリョル)社長とともに、当時の南宮鉊(ナムグン・ソク)情報通信部長官に会い、パス21への支援を要請したものとみられる。
金前政務首席秘書官は99年11月、政務首席を退き、与党民主党の釜山市影島(プサンシ・ヨンド)支部委員長にポストを移した。
検察はこれによって、パス21の監事である金鉉圭(キム・ヒョンギュ)前国会議員が尹容疑者に朴処長と金前首席を紹介した可能性があるものとみて、金前議員を10日召喚し調べる方針を固めた。
このように尹容疑者は、大統領府青瓦台(チョンワデ)の高官らに会ってロビー工作を働きかけたとされる疑惑が、徐々に判明していることによって、今後検察の捜査は、政界の中心的な人物と金前議員などとの関係を把握することに集中するものとみられる。
これについて朴処長は、「公報首席秘書官の時代、尹容疑者に会ったことは何回かあるが、一銭も受け取っておらず、ロビーの対象になったこともない」と釈明した。朴処長は「公報首席時代、尹容疑者が突然訪れてきて、ベンチャー事業家だと自身のことを紹介した後『金を少しもうけたが、良いことに使いたい』として自身が開発したパス21の技術について説明したことがある」と話した。同処長は「それ以降も突然訪ねてきたりした。昨年9月、国政広報処長になった後も会ったことがあるようだ」と話している。
一方、検察は1999から2000年にかけて、パス21の前身である指紋認識技術の開発会社B社に5億ウォンを投資する代価として、バス21の社長、金(キム)某容疑者から現金と株式を受け取った容疑で、韓国産業銀行・ベンチャー投資チーム長のカン・ソンサム(48)容疑者と次長のキム・ヒョンジン(42)容疑者に対して逮捕状を請求した。
検察によると、カン容疑者は、投資への謝礼として現金5000万ウォンを受け取っており、キム容疑者は、現金3300万ウォンと、時価1億ウォン相当のB社の株式2500株を2500万ウォンで買い入れた容疑が持たれている。
李明鍵 myzodan@donga.com · gun43@donga.com






