中国と日本が「水面下での為替戦争」を繰り広げている。そのあおりを受け、韓国をはじめアジア諸国の通貨の価値が下落傾向に転じるなど、年末を迎える国際金融市場が混迷を極めている。
日本銀行と日本の政界では、「今年の10ヵ月間で、2兆7000億円ものばく大な貿易赤字を(日本に)負わせた中国に約30%の元の切り上げに乗り出してもらうべきだ」との声が高まっている。94年1月に切り下げられた人民元は、97年の通貨危機発生以来、1ドル=8元台を維持しており、この過程で中国政府が為替市場でドル売りの姿勢を強めたため、日本の反発を買っているもの。
日本側の元切り上げ要請に対して、戴相中国人民銀行頭取は25日、マスコミとのインタビューを通じて、「人民元の水準は適切だ」と一蹴した。
最近の円安の影響で、ウォンだけでなく台湾、シンガポールなどアジア諸国の通貨も全面安の動きを見せており、中国が元の切り上げどころか、むしろ切り下げに踏み切るかも知れないとの観測も出されている。
韓国産業銀行のミン・ギョンドン上海支店長は、「中国は輸出の不振を内需の拡大で乗り越えようとするなど、競争力強化に力を注いでいる」とし、「しばらくの間、日本と中国の間の為替摩擦は避けられそうにない」と述べた。
一方25日、円は3年2ヵ月ぶりに1ドル=130円台を突破したのに続き、26日も130.8円台を維持した。前日、ニューヨークの外国為替市場では、130.9円まで円安が進んだ。
韓国銀行の関係者は、「26日、円相場がやや回復したのは、急落に伴う一時的な調整に過ぎない」とし、「国際的な雰囲気からみて、円がさらに135円台まで急落する可能性もある」と予想している。
円相場の急落を受け、ドルに対するウォン相場は26日、外国為替市場で取り引きが始まるやいなや24日より11.8ウォンも値上がりして、1320ウォンまで急騰した後、一時1322ウォンまでウォン安が進んだ。以後、財政経済部が日本政府に円安への懸念を表明したとのニュースが伝えられ、24日より9.8ウォン回復して、1318ウォンで引けた。このため、100円=1008.4ウォンとなり、1000円台が崩れることはなかった。
朴來正 ecopark@donga.com






