円安が進み、3年2ヵ月ぶりに1ドル=130円台をつけた。
一方、ユーロの対ドルレートも、アルゼンチン情勢の影響から、1ユーロ=0.8754ドルに下落し、5ヵ月ぶりの最安値となった。
円とユーロの下落を受け、国際金融市場には、日本とアルゼンチン発の危機が現実化するかも知れないとする懸念の声が強まっている。
25日の東京外国為替市場で、円の対ドルレートは、24日ニューヨーク市場の終値(129.84円)より90銭円安ドル高の1ドル=130.74円(午後4時現在)で取り引きされた。途中、一時1ドル=130.95円まで下落し、98年10月以来の最安値を記録した。
塩川正十郎財務相は25日「円がもう少し安くなった方が適正水準」と述べた。黒田東彦財務官も「円安は日本経済の実態を反映したもの」と述べ、円安を支持する姿勢を示した。なお、平沼赳夫経済産業相は「円安の許容範囲は1ドル=135円」としている。
一方ユーロは、24日のNY外国為替市場で、対ドルレートが1ユーロ=0.8754ドルまで下落した。スペイン、ドイツなどユーロ諸国銀行のアルゼンチンに対する貸付金が、アルゼンチン全体の銀行借入金の56.2%にのぼるということがユーロの急落につながった。
JPモルガン社東京現地法人のトミタ・キミヒコ氏は「日本政府が円安を容認する発言を続けており、アルゼンチンの危機でユーロも安値で動くとみられることから、ドル高が当分の間続く」と展望した。
国際金融市場の警戒感を反映して24日、世界の株式市場は、期待していた「サンタラリ0ー」は見られず、複雑な動きを見せた。ナスダック指数は1.36ポイント下げて1、944.47で、ダウ指数は0.21ポイント下落し、10、254.81で引けた。25日の東京株式市場の日経平均株価も80.64円(0.78%)下げ、10、254.81円で引けた。
李英伊 hcs@donga.com






