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非武装地帯で北朝鮮軍が韓国側警戒所に銃撃

非武装地帯で北朝鮮軍が韓国側警戒所に銃撃

Posted November. 28, 2001 09:52,   

非武装地帯(DMZ)で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)軍と韓国軍の間で銃撃戦が発生した。

韓国軍合同参謀本部(合参)によると、北朝鮮軍は27日午前10時42分ごろ、京畿道坡州市坡平面(ギョンぎド・パジュシ・パピョンミョン)ジャンパ里近郊のDMZ内で北朝鮮側の警戒所(GP)から770m離れている韓国側警戒所に2、3発の機関銃が発砲された。

韓国軍は交戦規則に沿って即刻に「挑発を中止しろ」との警告放送をした後、小銃などで15発の対応射撃をした。この過程で北朝鮮軍による追加射撃はなかったと合参関係者は明かした。

この日の銃撃で韓国側警戒所の窓ガラスが割れたが、負傷者はなかった。現場調査班の第1回目の調査結果、北朝鮮軍が発砲した弾丸は非武装地帯では使用できない7.62mm機関銃の弾丸であることが分かった。休戦協定は非武装地帯では拳銃と単発銃のみ持参できるように規定している。

DMZで北朝鮮軍と韓国軍が互いに銃撃を交わしたのは98年6月以来、3年5ヵ月ぶり。

合参関係者は「普段、相手の警戒所を狙って機関銃を設置しておくことから、この日の銃撃が何らかの手違いがあって誤って発砲されたのか故意だったのかはまだ確認されていない」とし、「現場調査を通じ休戦協定の違反と判断されれば、国連の軍事休戦委員会の秘書長級の接触を提議するか、抗議文を送る計画だ」と述べた。



成東基 esprit@donga.com