最初のクローン人間となるヒト胚が、早ければ年内に誕生するとの見通しが発表された。
AFP通信は15日、米国の生殖医学者パノス・ジャボス博士が「卵子に核を移植する作業に取掛かり早ければ年内、遅くとも来年の初め頃までにはヒトのクローン胚が作られるだろう」と述べたと報じた。
今年初めにクローン人間計画を明らかにしたジャボス博士は、所在が明らかにされていない2ヵ所の実験室で、10組の不妊夫婦を対象にしてクローン人間づくりに取組んでいるものとみられる。
最初の目標は、女性の卵子から核を取り除いた後、男性の身体から抽出した細胞核を挿入する方法で、ヒトのクローン胚を作ること。クローン胚を女性の子宮に着床させれば、初めてのクローン人間を妊娠することになる。正常どおりであれば、今後1年以内にクローン人間の誕生ということになる。
しかし科学者らは、動物のクローン化成功率が1〜5%に過ぎず、出産に成功するとしても、各種の奇形と疾患に悩まされるとして、クローン人間の危険性を警告している。ジャボス博士が進めているクローン人間は、クローン羊のドリーを作ったのと同じ原理である。
ジャボス博士の協力者とされるイタリアの人工受精専門医セベリノ・アンティノリ博士も先月25日、イギリスのBBCラジオ放送局とのインタビューの中で「年内に一人の女性が最初のクローン人間を妊娠することになる」と述べ、間もなくクローン胚が試みられることを暗示した。
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