アメリカン航空587便の墜落事故を捜査している米国連邦交通安全委員会(NTSB)は13日、飛行記録装置(ブラック・ボックス)の音声記録装置に航空機が統制不能に陥っていることを示すような大きい騒音が録音されていたと明らかにした。
NTSBのジョージ・ブラック2世氏は「音声記録装置は離陸後144秒間にわったて作動してり、機体の全体が響き『がたがたする』大きい騒音が2回録音されていた」とし、「しかしこの騒音の原因についてはまだはっきり分からない」と付け加えた。
また「(音声記録装置には)機長が航空機の羽によって発生する難気流について話を交わしており、副操縦士が最大出力を要求した」とし、「その次、飛行機が統制不能状態に陥ったことを意味するような録音されていた」と述べた。
なお、「アメリカン航空587便の直前に離陸した日本航空(JAL)航空機の操縦士たちも難気流にぶつかったという話をした」とし、「航空機の羽によって生成される難気流は、これまでも航空機の墜落事故と関連があると推定されてきた」と話した。
音声記録装置は墜落当日に発見され、13日にはもう一つのブラック・ボックスの飛行記録装置が発見された。調査官らは飛行記録が残っているブラック・ボックスがA300−600機の墜落原因を解明する鍵を握っていると期待をしている。
NTSBのブッラク2世は「これまでの調査の結果、外部の異物によってエンジンが破壊されたという証拠はない」とし、エンジンに鳥が吸い込まれたという報道を否認し、「エンジン内部の故障という証拠もなかった」と語った。






