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[社説]今が「派閥づくり」をする時か

Posted November. 13, 2001 10:06,   

金大中(キム・デジュン)大統領が党総裁を辞任するや、与党民主党の次期大統領選予備候補者らが、「派閥づくり」に乗り出した。彼らは 10月25日の再選挙・補欠選挙の敗北で、乱れた党内状況を収拾することは後回しにして、ただ大統領になる位置をだれが先に占めるか、ということしか頭にないようだ。大統領府が事々に党のことに干渉して、政党の自律性が損なわれると文句を言っていた人たちでさえ、実際に大統領が総裁を辞任するや、党をいかに民主政党に生まれ変わらせるかということには関心を寄せず、代議員の数をどの規模にするのが次期大統領選レースで有利か、党大会はいつ開くのがいいか、各自の政治的利害にのみ神経をとがらせている。

民主党が昨日「党の発展と刷新に向けた特別対策委員会」を構成して内部状況の収拾に乗り出したとはいうものの、最高委員出身の大統領選予備候補者がこのように自分の利害にのみ気を奪われていては、果たして党をまともに立て直せるだろうか、疑わしい。そのうえ、このような姿では、そっぽを向いた民心を引き付けることができるのかも疑問だ。

候補者らは、一度に2000〜3000人を動員できる後援会を開いている。ある候補者は、自分の後援会などに1万5000〜1万8000人まで動員する計画を立てているという。そんなに大勢の人々が皆自発的に出席するはずがなく、多くはバスで運ぶという話だが、「勢力誇示の古い政治」を咎める前に、それにかかる莫大な費用をどうするのかということが気がかりだ。

民主党幹部の概算では「バス1台分(50人)を動員するのに、少なくとも100万ウォンがかかるというのが定説」という。1000人を運ぶのに2000万ウォン、1万人なら2億ウォンかかることになる。一体、そんなに多額のおカネが、どこから出るのか。個人のおカネなのか、党の支援金なのか、後援会費なのか出所を明らかにしなければならない。このような「高コスト政治」では、政経癒着の輪を断ち切ることはできない。

民主党の候補者らは、数を盾に力を誇示し、独自の政策とビジョンを提示するよりも相手を攻撃する過去の古い政治スタイルを非難してきた人たちである。そういう彼らが、新たな姿を見せるよりは「ネガティブな戦略」の古い政治を踏襲しているとは、開いた口が塞がらない。旧態依然の古い政治で大統領候補になったとしても、国民の支持を得ることができるのだろうか。これでは民主党に希望がないということを自覚しなければならない。