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金大統領、中国の韓国人麻薬犯死刑執行に遺憾表明

金大統領、中国の韓国人麻薬犯死刑執行に遺憾表明

Posted October. 30, 2001 09:04,   

金大中(キム・デジュン)大統領は29日、中国政府が事前報告なしで先月韓国人麻薬犯の男に対する死刑を執行したことと関連し、中国側に遺憾の意を表した。

金大統領は閣議で「『領事関係に関するウィーン協約』に沿って、犯罪者に対する措置は国籍国家に知らせるべきと聞いている」とし「犯罪は犯罪そのものとして扱われるべきだが、主権国家として国民の身元を把握することとは別問題として処理すべきだ」と語った。

外交通商部(外交部)の崔成泓(チェ・ソンホン)次官はこの日の午後、李濱・駐韓中国大使を外交部に呼び、中国政府の今度の措置に強力に抗議する一方、「中国で犯罪を犯した韓国国民に対する司法処置の現状を直ちに知らせてほしい」と求めた。

これに対して李大使は「韓国側の要請を本国にそのまま報告した後、今後の方針を伝える」とし、「今度の事態が両国関係に障害になってはならない」と話した。

外交部は、米国テロ惨事で延期となっている韓中領事局長会議をできるだけ早期に再開させ、両国間の領事協定締結問題を協議すると明らかにした。外交部はまた、崔秉孝(チェ・ビョンヒョウ)監査官を30日午前中国に派遣し、今度の事態についての真相を調査する予定だ。



taylor55@donga.com