米議会の上院ビルで炭そ菌が検出されたことで議事堂が閉鎖され、ロサンゼルス空港でも不審な白い粉末が見つかり、空港の一部が一時閉鎖される騒ぎが起こるなど、「炭そ菌恐怖」が米国内で急速に広がっている。
17日夜(現地時刻)、ロサンゼルス空港トムブレドリー・ターミナルのシンガポール空港搭乗口前で不審な白い粉末が発見され、ターミナルが一時閉鎖される騒ぎが起こった。調査の結果、粉末は炭そ菌とは関係のないことが分かったが、国際線旅客機のダイヤが乱れたため、多くの利用客に影響が出た。
ニューヨークタイムズ紙は18日、民主党のダシュル上院院内総務の事務室があるハートビル(議員会館)の他、ダクソン上院ビルでも炭そ菌の胞子が発見されたと報道した。
ハスタート下院議長は17日記者会見し、「議会の関係者が軒並み炭そ菌に露出されたことが分かった上、補佐官のルームでも疑わしい手紙が発見されるなど、同日夜から23日まで議事堂を閉鎖し、休会することを決めた」と、明らかにした。
下院は同期間中、議事堂の全施設に対して炭そ菌に露出されたかどうかを調べる予定だ。上院は同日、3つの議員会館ビルを閉鎖したが、休会はしないことにした。
米議会は、ダシュル総務の事務室スタッフ23人とファインゴールド上院委員のスタッフ3人、議会の警察官5人ら、計31人が炭そ菌に感染したことが判明されたことで、同日上院の関係者1400人と下院関係者400人を対象に検疫を実施した。
米国の炭そ菌による被害者は17日現在、死亡1人、炭そ病患者3人、炭そ菌陽性反応者43人など、合わせて47人に増えた。
同日ニューヨーク市マンハッタンの州警察署でも炭そ菌の胞子が発見されたとパタキ・ニューヨーク州知事が明らかにした。
「疾病統制及び予防センター」は、これまで検出された炭そ菌について分析した結果、NBCのキャスターに届いた炭そ菌とフロリダ州のアメリカ・メディア(AMI)社に送られた炭そ菌が同一種と判明されたと17日発表した。
さらに、NBCのキャスターに届いた郵便物はダシュル院内総務あての郵便物と消印や筆跡、内容などが酷似していることから、ニューヨーク、ワシントン、フロリダ州の炭そ菌入り郵便物事件がいずれも同一人物か同一組織による犯行の可能性が提起されている。
米検疫当局は、ニューメキシコ州のロスアレモス国立研究所に依頼して問題となった炭そ菌を調べる一方、イラクなど生物兵器の生産能力を保有している国の炭そ菌サンプルと米国内で発見された炭そ菌を調査する作業も進めている。
一方、米軍は17日、爆撃機95機と空軍特殊部隊所属のAC130機を動員してカブールとカンダハル、マザルイシャリフなどの目標物を攻撃したことに次ぎ、18日にもカブールに空爆を加えた。
ブッシュ米大統領は17日、「(アフガニスタンへのこれまでの空爆で)我々は『地上の友好的な兵力』が彼らを審判するため、網をゆっくり、確実に締め付けられるよう道を開いている」と述べ、地上軍事作戦が近づいていることを示唆した。
韓起興 eligius@donga.com






