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英・豪・オーストラリアも炭そ菌の恐怖

Posted October. 16, 2001 09:42,   

米軍のアフガニスタンに対する空爆が8日目を迎えても対テロ戦争の強度を緩めずにいるなか、「炭そ菌テロの恐怖」が世界的に拡散している一方、イスラム諸国での反米デモが激しくなっており、米国が予期せぬ難関に直面している。

米国で1人が死亡、13人の炭そ菌による陽性反応が確認されたなか、15日、豪州ではメルボルンの米領事館など7カ所で差出人不明の白い粉末が入った郵便物が届けられ職員らが避難するなどの大騒ぎとなった。

また、英国のカンタベリー寺院とオーストリアの空港でも14日、差出人不明の白い粉末が廊下に落とされているのが発見され、数百人が避難する騒ぎがあった。同日、ブラジルのリオデジャネイロ空港に到着したルフトハンザ航空の旅客機からも白い粉末が入った封筒が発見された。

米ニューヨークでは、NBC放送局の炭そ菌感染事件を調べていた警察官や研究員の3人が炭そ菌に露出されたことが14日、明らかになった。米政府と議会は、炭そ菌感染など生物兵器テロに備えて15億ドル規模の追加予算確保を検討していると、米ウォールストリートジャーナル紙が15日報じた。

米国のアフガン空爆に抗議するイスラム諸国のデモが拡散しつつあるなか、ナイジェリアでは12日、北部のカノーで発生したデモがキリスト教徒とイスラム教徒間の衝突へと飛び火し、数百人が死亡したとCNN放送が14日報道した。

パキスタンでも14日、南部の空軍基地付近でおよそ4000人のデモ隊と警察が衝突し銃撃戦まで繰り広げられ、3人が死亡、数十人が負傷した。15日、カラチでは警察官2人が何者かの銃撃を受けて死亡した事件も発生した。

米軍は14日夜、カブール、カンダハル、シャララバード、ヘラット、マザリシャリフなど、アフガニスタンの各都市に対し、夜間空爆を続行したことに続き、15日午前にもカブールとジャララバードなどに対し爆撃を加えた。

パウエル米国務長官は15日、パキスタンを訪問してムシャラフ大統領と会談し、オサマ・ビンラディン氏の所在を確認するための情報戦分野の協力問題をはじめタリバーン政権以降の過渡期政権の構成問題などについて話し合った。

一方、米捜査当局は、これまでの捜査を通じて米国内で活動しているビンラディン氏のテロ組織「アルカイダ」の細胞組織およそ10のグループを摘発し粉砕したと、米ニューヨークタイムズ紙が15日伝えた。捜査関係者らは。これまでのテロ捜査でおよそ7000人が逮捕されており、このうち少なくとも10人はアルカイダと関連のある細胞組織のメンバーらだと明らかにした。



韓起興 eligius@donga.com