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[社説]南北会談、実践が重要

Posted September. 18, 2001 10:00,   

第5回南北閣僚級会談が今日で3泊4日間の日程を終える予定だが、今回の会談で両側が合意した内容について、今後の履行如何に注目せざるをえない。

今年の2月、第3回離散家族訪問団の相互訪問以降、殆どの接触が中断していた南北朝鮮の関係を振返ると、合意内容を守らない方はいつも北朝鮮だった。そうした北側の態度に失望感を表す人々も少なくない。今回の会談が韓国の人々に新たな期待を抱かせる一方で「合意したとして何になる」といった反応を醸しているのもそのためだ。

例えば、金正日(キム・ジョンイル)総書記のソウル訪問は、すでに昨年6月15日の南北首脳会談の際の合意内容である。京義線(ソウルと新義州を結ぶ鉄道)鉄道と並走道路の連結工事を進めるための軍事的保障合意書もこの2月、板門店(パンムンジョム)で開かれた第5回南北軍事実務会談で妥結している。金剛山(クムガンサン)観光の陸路開設や開成(ケソン)工業団地問題、離散家族問題、臨津江(イムジンガン)水害防止対策なども同じだ。何れも南北朝鮮が公式或いは非公式の接触を通じて、具体的な青写真まで作っている内容だ。にもかかわらず、このような合意内容の履行が見られず、再び議題として取上げられた。

今年の3月に予定していた閣僚級会談を突如延期した北側が、今回の第5回閣僚級会談に電撃的に応じた理由として、林東源(イム・ドンウォン)前統一部長官の解任問題をめぐる韓国の政治状況、北朝鮮と中国そしてロシアの首脳による新たな北方3角関係の結成、米朝間の対話再開に向けたムードが成熟したことなど、様々な国内外的状況を考慮した側面が強い。従って、北側が停滞している南北関係を優先的に復元しようとする純粋な意図よりは、外聞を保ちつつ、形式的な合意内容のみを再び強調する可能性についても備えなくてはならない。

それに北側は、非転向長期囚の送還問題をまたもや持ち出した。韓国としては、非転向長期囚はこれ以上いないという立場であることから、合意し難い議題を提案したわけだ。また、実質的に北朝鮮のイメージ改善につながる反テロ宣言については、消極的な反応を見せながらも、南北朝鮮の間で最大の争点となっている電力問題を、執拗に持ち出している。北側が今回の会談に臨んだ意図について、疑いを抱かざるをえない理由もここにある。

北側が今回も主張した通り、民族問題を南北の当事者間で解決するためには、大掛りな合意よりは、どんなに些細な合意であっても実践することが何より重要である。そうしないことには、南北朝鮮の間には信頼が築かれないだろう。互いに不信感が募るだけだ。久々に開かれた第5回閣僚級会談の結果に注目したい。