農林部は、日本で狂牛病にかかったものと見られる牛が発見されたことで、日本産畜産物と動物性飼料に対して、当面は輸入を禁止すると11日、明らかにした。
農林部関係者は「日本からの輸入畜産物などに対する検疫をしない形で、事実上の輸入中断措置を取り、今後、その牛が狂牛病であるかどうかが最終確認され時点で、関連対応措置を更に強化するかどうかを決定する方針」だと語った。
また農林部は、畜産農家が反芻動物に対して、狂牛病の伝染媒介物として知られている肉骨粉など動物性飼料及び、残飯で作った飼料を与えないよう勧告し、配合飼料の製造業者には動物性飼料の原料を反芻動物の飼料に使用しないよう指示した。
これと共に、反芻動物に対して動物性飼料または残飯で作った飼料を与える場合、狂牛病を予防するとの趣旨で今年3月に改定した飼料管理法によって、3年以下の懲役または1500万ウォン以下の罰金刑に処されると付け加えた。
一方、農林部によると、今年に入って8月末の時点で、日本から輸入された反芻動物の畜産物は牛足が21万3893kg、牛骨やビーフ・ジャーキーが17万8958kg、牛肉が2369kgなど、合わせて93種類39万5416kgで、反芻動物の畜産物全体輸入量の0.19%を占めている。しかし農林部は、このほど狂牛病の良性反応を起こした牛が発見された千葉県からは、今年輸入されたものは無いと説明した。
これに先立って、日本の農林水産省は10日「千葉県のある牧場で5年生の乳牛1頭を検査した結果、狂牛病良性反応を示した」と発表していた。
金相哲 sckim007@donga.com






