
やはりチョン・ソンミンだった。
右足首の故障で前日の3回戦では無気力なプレーをした新世界(シンセゲ)の大黒柱チョンは、それいつの話といったように元気よくコートを走り回った。19得点11リバウンド。
この日、チョンは頼る所があった。前日いわゆる「大砲注射」という鎮痛剤を打ってもらったにも拘わらず大した効果を得られなかったチョンは、この日試合を控えて国内プロ選手としては初めて米国プロバスケット(NBA)選手らが利用するという最新鎮痛療法の治療を受けたという。チョンの4回戦出場に「命をかけた」新世界が、バスケットボール選手出身で延世大学医学部教授兼バスケットボール部長のソル・ジュンヒ博士(54)にこの麻酔鎮痛剤があることを知って助けを求め、ソル博士がこれを気持ちよく受け入れたという。特別な鎮痛剤の効果のおかげか、「攻撃の核」チョン・ソンミンが蘇り、これで新世界の前に障害物はなにもなかった。
チョンの負傷後遺症で2連敗をし、ピンチに追い込まれていた新世界のクールキャットが貴重な1勝をあげ勝負を振り出しに戻した。
新世界は7日ソウルのジャンチュン体育館で開かれた2001女子プロバスケットボール夏季リーグ現代(ヒョンデ)ハイぺリオンとのチャンピオン決定4回戦で、懸念されていたチョンが自分の役割を全うするなど、安定したプレーの末68—63で勝利した。
これで両チームは2勝2敗で等率を記録、9日最終5回戦で「夏季の女王の座」をめぐった最後の勝負をすることになった。
新世界は1クォーターの終了直前、コートの右側からヤン・ジョンオックが投げた3点シュートで22−19となり今試合初めてリードし、その後一回も逆転を許さず終始リードを維持した。2クォーターでチョンとチャン・ソンヒョンが現代のゴールを集中攻略した後、 3クォーターではイ・オンジュが3点シュート2つを成功させ、50−40で点数差を広げた。現代は野投成功数は28で新世界(22)よりむしろ優位だったが、何と24のフリースローを許してしまい苦杯を嘗めた。
金尙浩 hyangsan@donga.com






