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金正日総書記、韓国代表のため晩餐を主催か

金正日総書記、韓国代表のため晩餐を主催か

Posted August. 18, 2001 10:31,   

朝鮮民主主事人民共和国(北朝鮮)の平壌(ピョンヤン)にある「祖国統一3大憲章記念塔」で開かれた8・15民族統一大祝典の開閉幕式参加問題で内部で激しくもめていた韓国側代表団は、17日、全体会議を開き当初予定した21日までに観光など非公式行事を含めすべての行事に参加することにした。

韓国側代表団長の金宗秀(キム・ジョンス)神父は、「記念塔行事の参加問題で膨れ上がっていた内部葛藤を整理した」とした上で、特に「場所の問題で色褪せした今回の8・15行事の意味合いを取り戻すために金正日(キム・ジョンイル)総書記が主催する晩餐を推進している」と述べた。

ロ朝首脳会談を終え、特別列車で帰国中の金総書記は18日頃、平壌に到着するものと見られており、韓国側代表団のための晩餐が準備されるかどうかが注目されている。

記念塔の前で開かれた開幕式と閉幕式の後の慶祝夜会に参加し、波紋を呼んでいた統一連帯側も同日の会議で、今後の日程を代表団指導部の決定に従うことにした。

金神父は同日午前、北朝鮮側の許赫弼(ホ・ヒョクピル)民和協副会長と高麗(コリョ)ホテルで会談し、南北民間交流の活性化と来年の8・15ソウル行事に北側代表団が参加することなどを主な内容とする共同報道文や宣言文を作成することにした。

許副会長は同席で「韓国側の一部の人々が平壌到着時から開幕行事を拒否し、日程に混乱をもたらした」と述べ、不満を隠さなかった。

一方、政府は同日、韓国側代表団の一部が政府の指針に反したことに対し「記念塔行事に参加した人々に対する処罰問題を検討している」と明らかにした。

ソウルの「6・15南北共同宣言実践に向けた2001民族共同行事推進本部」は同日、平壌の民族統一大祝典に対する国民の憂慮について謝罪声明を出し「今回あらわになった問題点を冷静に評価して、南北協力と南北対話により成熟した姿で望むことを約束する」と語った。



金影植 spear@donga.com