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米国、無人宇宙爆撃機の開発を再推進

Posted July. 30, 2001 20:00,   

米政府は、出撃してから30分以内に地球上のどんな目標物でも爆撃できる次世代爆撃機「X33」の開発計画を改めて推進する案を検討していると、LAタイムズ紙が28日報じた。

「宇宙爆撃機」と呼ばれるこの無人爆撃機は、ロケットの発射原理を利用して高度96kmの大気圏外で長距離ミサイルのように飛行して目標物を爆破させるようになっており、パイロットが搭乗することもできる。飛行高度は既存の爆撃機より最高10倍、航速は15倍ほど早く、現在のどの防空ネットワークをもってしても撃墜することは困難だ。

米航空宇宙局(NASA)は10億ドルをかけて、ロッキード・マーチン社とともに5年間推進してきた同爆撃機の開発計画を、技術的な問題と追加費用などを理由に3月に中断していた。しかし、ラムズフェルド米国防長官は最近、軍部の構造改革の一つとして同爆撃機開発を再推進することを検討するよう指示した。米合同参謀議長に有力視されているラルフ・エバーハート宇宙司令部司令官(空軍大将)も同宇宙爆撃機開発計画を支持しており、米政府が同計画の推進に改めて取り組む可能性が大きいと、LAタイムズ紙は伝えた。

こうした米国防総省の計画に対して、一部では宇宙を戦場にすることもあり得るとの非難も出ているが、国防総省は爆撃の対象が地球上にあるだけに、宇宙空間を武器化するわけではないと反論している。宇宙爆撃機の構想は、1930年代のオーストリアの科学者オイゲン・ゼンガーによって初めて提起された。当時、ゼンガーは、ナチスドイツのヒットラー総統にロケットのように宇宙空間を飛んでニューヨークを爆撃できる戦闘機「シルバー・バード(Silver Bird)」開発計画を建議したことがある。



趙憲注 hanscho@donga.com