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ロシア、MDとABMをめぐり米国とビックディール推進

ロシア、MDとABMをめぐり米国とビックディール推進

Posted July. 27, 2001 10:15,   

ロシアが、ミサイル防衛(MD)構想と弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約改定問題をめぐり、米国と「ビックディール」を進めていると、25日、ロシアのマスコミが報道した。

これまで米国のMD構想とABM条約改定を頑なに拒んできたロシアが、これに応じる見返りとして、戦略核兵器の追加削減や経済支援などを要求するものと伝えられた。

民営NTV放送は、国防会議の書記を務めたココシン下院議員の発言を引用して、ロシアは、米国の要求を受け入れる見返りに「最恵国待遇」など経済分野で米国から譲歩を引き出す考えであると伝えた。

さらに、日刊紙コメルサントデイリーは「米国が戦略核兵器の追加削減に合意するならば、ロシアもABM条約改定に同意する考え」だと伝えた。

ロシアのマスコミは、イワノフ国防相の言葉を引用し、25〜26日ロシアを訪問中のライス米大統領補佐官(安全保障担当)が、米国側の具体的な意向を伝えたと報道した。

ライス補佐官は、プーチン大統領、イワノフ国防相らと会談後、「 この問題に米露が共同のアプローチを見出す可能性がある」と語った。

NTVは、8月7、8日にバルエフスキー露軍参謀総長第一代理を団長とする専門家団が訪米、さらに13、14日にはラムズフェルド米国防長官がモスクワ入りしてイワノフ国防相と会談をもつことで、両国の交渉が本格化するもとの見ている。

米国は、来月半ばから本格的にアラスカにMD実験基地の建設を開始する計画だ。これは事実上、ABM条約からの一方的な脱退を意味する。

ロシアのマスコミは、11月に米テキサスで開催予定の米露首脳会談前に、ビックディールの合意に達する可能性もあると伝えた。



kimkihy@donga.com