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朴賛浩と金炳賢、ポストシーズンを狙え

Posted July. 27, 2001 08:38,   

今秋になると、米プロ野球で韓国人選手が初めてポストシーズンの舞台を踏む新たな記録が誕生する。

今年、韓国人選手がメジャーリーグでフルタイムで活躍しているチームは、 朴賛浩(パク・チャンホ)が所属しているLAドジャースと金炳賢(キム・ビョンヒョン)のアリゾナ・ダイアモンドバックス。あいにくも両チームは、ナショナルリーグ西部地区に属しており、今年は並んで上昇基調に乗って、26日現在、アリゾナが首位、LAドジャースが2位につけている。

両チーム間の勝差は1.5ゲームに過ぎない反面、3位のサンフランシスコ・ジャイアンツは2位のLAドジャースと5ゲームも開いており、朴と金を応援する国内の野球ファンは少なくとも両チームのうち1チームはポストシーズンに進出するのが確実で、心強い。

地区優勝を逃しても、残りのチームのうち勝率がもっとも高いチームに、各リーグのワイルドカードが与えられ、ポストシーズンに進出する機会が与えられるのも心強い。LAドジャースはフィラデルフィア・フィリーズを1.5ゲーム差で抑え、この部門で首位に立っており、運がよければ、朴と金がともに秋のポストシーズンに参加するのも期待できる。

90年代に入り、LAドジャースは95年と96年、アリゾナは99年にディビジョンシリーズに進出している。朴と金は当時、米国で活躍していたが、登板の機会をつかめなかった。95年LAドジャースに入団した野茂英雄は、95年と96年にそれぞれ3回戦に登板したが、2回ともに、3連敗をしたチームの最後の敗け投手となった。

もし、LAドジャースやアリゾナがワールドシリーズまで進出できれば、史上初の日韓選手同士の対決も可能になる。

トップ打者、鈴木イチローと抑えの投手、佐々木を全面に打ち出して旋風を巻き起こしているシアトル・マリナーズが、今季メジャーリーグの最高勝率(0.713)でアメリカンリーグ西部地区の首位を守っている。1918年の優勝以来、悪霊にさいなまれているボストン・レッドソックスもニューヨーク・ヤンキーズに次いで東部地区2位にとどまっているが、ワイルドカードの順位では首位(0.570)に立っており、異変がない限り、ポストシーズンへの進出が予想されている。ボストンでは朴と同じチームに属していた野茂が「彼の時代は過ぎ去った」との評価をものともせず、10勝4敗を記録し、エースのぺドロ・マルティネスとともに、両軸をなしている。



zangpabo@donga.com