外国為替市場の安定化を図る外国為替平衡基金債券(外平債)の加算金利が最近急騰している。これは、今までの加算金利が低過ぎたことによる反発と分析される。
今月6日、外平債の加算金利は1.65%と、3日の1.4%に比べて3日間で0.25%ポイントも上昇した。
外平債の加算金利は去年末の時点で2.04%だったが、韓国経済が短期間で回復するという見通しが出てから、6月1日には1.29%まで下落した後、これまで横ばいを示してきた。
金融界では最近の短期急騰について、韓国経済が低迷または不安定化の見通しが新たに示されたためではなく、今までの加算金利が低過ぎたことによる短期的な調整局面と分析した。
加算金利の基準となる米国債と米国内の格付けがAA等級の債券間の金利差である「スワップスプレッド」が、米国経済の回復が遅れる恐れがあるとの見通しが広がっていることから、同じ時期にマレーシア、中国などアジア各国の国債金利がほぼ同じ幅の上昇を見せた。金融界の関係者は「韓国のように国際市場での格付けがBBBの場合、外平債の加算金利は2%水準」とし、「従って、既存の金利が過度に低い水準であったため、短期調整が行われており、これから加算金利はさらに上昇する可能性もあるが、その幅は大きくない」との見通しを示している。
李憲鎭 mungchii@donga.com






