韓国観光公社と現代峨山(ヒョンデ・アサン)がコンソーシアムを構成し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金剛山(クムガンサン)観光事業を共同推進することにしたが、同事業の収益性は「極めて望み薄」との分析が出た。
国会の文化観光委員会で、野党ハンナラ党の金一潤(キム・イルユン)議員は28日、「統一部に20日提出した現代と韓国観光公社の協力事業変更承認申請書に添付された『金剛山観光事業推進計画』を分析した結果、同事業の収益予想がほぼ現実性がないことがわかった」と述べた。
現代と観光公社が共同制作した「金剛山観光事業推進計画」によると、△金剛山陸路観光による観光客1人当たり所要経費を37万1000ウォンとし△2002年10月から陸路観光が開始され△毎年およそ45万人が金剛山を訪れ△このうち40%に当たる18万人もの高校生が金剛山に修学旅行にいく——ことを前提に、金剛山観光事業の収益性を算出している。
こうした前提条件が満たされた場合、2003年61億ウォン、2004年82億ウォンの収益が出るとしているが、これは総投資金額の2691億ウォンと比較すれば銀行貸し付け金利の半分にも満たない2.3%と3.0%に過ぎない。
特に、黒字転換の状況も免税店の設置とリース事業の収益をまた別の前提としているため、今後これに対する政府の承認問題はもちろん、金剛山観光事業事体をめぐって激しい攻防が予想される。
現代と観光公社の損益計算によると、2001年下半期から2004年まで金剛山観光の営業利益とリース事業からの収入などで、売り上げ原価など各種の必要経費474億ウォンを除けば計424億ウォン余りの利益を得るとしている。しかし、北朝鮮に支払う観光料金の約952億ウォンを考慮すれば、むしろ約528億ウォンの赤字が見込まれる。
このため、観光料金が抜本的に改善されなければ、金剛山観光は慢性赤字にあえぐものと予想される。
金議員は、「2691億ウォンという莫大な資金が投資されるものと計画され、赤字発生の可能性が非常に高いことがわかった」とし、「金剛山観光事業は収益性のある事業では決してありえず、観光公社を通して国民の税金をそのまま手渡しするような事業であることが明らかに立証された」と強調した。
金影植 spear@donga.com






