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ペルーでM7.9の強震、40人が死亡

Posted June. 24, 2001 09:42,   

ペルーの南部海岸で23日の午後、強い地震が発生し、すくなくとも40人が死亡、数百人が負傷した。また、隣国チリの北部でも30人が負傷し、その中4人が重傷を負ったと、チリ政府が発表した。

米国コロラド洲に位置した米国立地震情報センターは、マグニチュード(M)規模7.9の強震が同日午後3時33分、太平洋沿岸のペルー南部海岸を強打したと発表した。

ペルー地球物理学研究所は、振動が1分以上続き、少なくもと20回の余震が感知されたと明らかにした。ペルーの首都リマから南東約750キロ離れたペルー第2の都市アレキパでは、少なくとも17人が死亡、170人が負傷したほか、アレキパ南西部のモケグアでは少なくとも14人が死亡したと、ペルー政府当局者らが明らかにした。

国連教育科学文化機構(ユネスコ )が国家遺産に指定したアレキパの有名な聖堂も一部が破損され、精巧な塔が崩れて石の彫刻などが道に転がっている場面が、現地のテレビ放送を通じて放映された。

地震多発国であるペルーでは、70年5月31日にもマグニチュード7.7の強震が発生し、7万人あまりが死亡している。<リマ外信総合・連合ニュース>