
焼き肉専門店も多様に「進化」している今日この頃だ。甚だしくは、焼き肉専門店の「必須要素」と思われていたものまで、思い切って取り除いた店もある。ニンニクをなくし、チシャやゴマの葉がなくなった。代りに、からしとチリ玉ねぎソースが置かれ、小麦粉で作った生地に包んで食べられるようにした「トルティーヤ」が添えられる。
都心ではなかなか見られない豚肉を使った炭焼きバーベキューの店。ソウルの江南(カンナム)駅近くの太極堂(テグクタン)結婚式場の裏手にある「バリバリ」(02—553—8292〜3)だ。
全ての肉は、脂気がすっかり取り除かれている。「3度焼」をするからだ。早朝、250人分程度を目安にして、ロース・ばら肉・カルビなどをバーベキュー用ブロイラーに入れて5時間ほどじっくりと火を通す。次に厨房で堅炭の炭火で1時間ほど焼いてからテーブルに出す。客は、それぞれのテーブルで「冷めないように」もう一度堅炭の炭焼き用の網の上で肉を焼いて食べる。
全般的に味噌や醤油など、天然の調味料が肉に染み込んでおり、良質のスモークハムを思わせる。盛り合わせを注文すると、野菜とソーセージの2種類が一緒に出る。このため、焼酎を飲む客よりも冷たい生ビールを飲む人の方が多い。午後10時頃、あらかじめ用意しておいた250人分が売切れると、グリルで肉を普通に焼いてくれる。
「バー」スタイルの長いテーブルがあり、一人で来て食べてもおかしくない。「臭い退治」にとりわけ気を配っていて、排気口をグリルの10cm上まで近づけて、煙を吸取る。エアコンも天井から風を送る方式になっており、臭いの退治に工夫を凝らしている。
肉を食べた後の口直しとして、さっぱりした味の「味噌にゅうめん」を注文して食べる。ぴりっとしたアサリのスープが余韻として残る。
「〜人分」で注文せず「〜セット」で食べる。2〜3人で盛り合わせスペシャル1セットにビールを1杯ずつ交えて味噌にゅうめんを食べると、3万5000ウォン位の計算になる。営業時間は午前0時まで。駐車も可能。テーブル数が多くないため、いつの時間帯でも予約した方が安全。
鉠 cij1999@donga.com





