普通「植物の不毛の地」と考えがちなゴミの埋め立て地。
しかし瘠せ地であるここに、ジャングルのように巨大植物が育ったり、在来植物と帰化植物が激しい生存競争を繰り広げるなど、独特な生態系が造成されていることがわかった。「現代版荒無地」で花が満開しているのだ。
ソウル大学のイ・ウンジュ教授(生命科学部)と博士過程在学中のキム・ギデ氏は首都圏周辺のゴミ埋め立て地10ヵ所を調査した結果、こういう結果が現れたと23日明らかにした。キム氏はこの研究を基にした博士号論文をまもなく発表する予定だ。
埋め立て地の中で最も独特な所は京畿道(キョンギド)東豆川(ドンドゥチョン)市サンペ洞の埋め立て地。ここには巨人国を思わせるほど、他の所より大きく育っている植物が多かった。特にシロアカサは人の丈を超えて2m以上に上っている。普通シロアカサは1m足らずの高さだ。エノコログサなど、他の植物も50%ほど大きく育っている。キム氏は「他の所で研究する時は草を見下ろしたが、ここでは見上げなければいけないので首が痛くなるほどだ」と語った。
ここの植物がこのように大きく育っているのは、ゴミに含まれている豊富な栄養分のお陰だ。埋め立て地は寿命が尽きると砂利と土を覆った後、その上に草を植えるが、ここでは土を十分に覆わなかったので植物が栄養たっぷりの生ゴミを吸収にして育ったのだ。他の埋め立て地の植物が厳しい環境の中で苦労していることに比べ、ここの植物は貴族生活を享受したわけだ。
埋め立て地では帰化植物と在来植物との競り合いも激しい。他の所とは違って、古顔がなかったため、在来植物と帰化植物の間の先占競争が激しかったのだ。主に周辺環境と埋め立て地の栄養条件によって勝負が決まった。
都市から近いか、厳しい環境のもとにある埋め立て地には相対的に帰化植物が多かった。帰化植物の強い生命力が競争力を強めたわけだ。
都市から近い京畿道坡州(パジュ)の埋め立て地は、坡州市内の道端でもよく見かけられる帰化植物、タンプンイプデジ草(韓国名)が90%以上を占めていた。仁川(インチョン)市キョンソ洞の埋め立て地には、もともとオオウシノケグサが植えられていたが、海辺に生きる帰化植物であるハマガヤ、クンビジャル菊(韓国名)も所々に姿を見せている。
しかし、山で囲まれた京畿道利川(イチョン)モジョン里の埋め立て地と城南(ソンナム)市ハサンウン洞の埋め立て地には、在来植物であるヤナギなどが多かった。堤防の傍の斜面に作られた京畿道平沢(ピョンテク)の埋め立て地にはサッカー場大の湿地が造成され、やはり在来植物であるセモコレンイ(韓国名)、イグサ、プルバンドンサミ(韓国名)、オギなど、最も多様な植物が生きていた。相対的に肥沃な環境では在来植物も強い生命力を見せていた。
埋め立て地にはチューリップ、ネムノキ、イボタノキなどが盛んだった。今後これらの植物を埋め立て地に植えれば、現在アカシアが主流を成しているゴミ埋め立て地は、より多様な生態系を造り上げるものと見られる。しかし、イチョウとモミジはすぐ死ぬか、枯れてしまった。
イ教授は「アメリカではゴミの埋め立て地に土を覆った後、落ち葉を敷いておく」と述べ、「韓国でも埋め立て地に土だけ覆わないで、生物たちがよく生きられる環境を造成して第二の生態系を作るべきだ」と強調した。
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