車興奉(チャ・フンボン)元保健福祉部(福祉部)長官は「医薬分業による副作用と不便な点を隠ぺい、または大統領に偽りの報告をした覚えはない」と述べた。
車元長官は、健康保険の財政破綻問題に対する監査院の特別監査で、金大中(キム・デジュン)大統領に「偽りの報告」をしたと指摘されていることと関連し、19日夜、記者との電話で「医薬分業を実施すると国民が不便な思いをすることは十分に伝えたし、(施行前にも)みんなが知っていたことだ」と述べ、監査内容に対して納得できないという立場を示した。
車元長官は、「医療界と薬界が医薬分業に合意した後、政府が分業を進めたが、医療界が再び反対したことで施行準備が難航し国民が不便な思いをした」とし、「これは既に表面化した副作用だった。政府は、この副作用を最小限に押さえようと収拾に力を入れる過程にあったし、偽りの内容を報告したのではない」と主張した。
健康保険財政がひっ迫している問題と関連して車元長官は、「財政問題に関しては当初の予測がはずれた」として、「当初は自主的に収支を合わせようとしたが、医療報酬が引き上げられる一方で診療所に通う患者が大幅に増えたことから請求額が膨らむなど、波乱要因が生じたためだ」と語った。
車元長官は、監査院から告発され、福祉部の実務者たちを懲戒する方策を検討しているという最近の報道に対して「(監査結果が確定していない状態で)まだ言及する段階ではない」とだけ述べた。
しかし、車元長官は「医薬分業は国民のためになる良い制度だが、その効果が現れるまでには早くても5—10年、長くは一世代もかかる」として、「例えば、従来は病院に行かず薬局で抗生物質を買って服用していたが、今はその量が大きく減った。しかし、こうした部分はあまり評価されていない」と述べた。
車元長官は昨年8月に長官を退いた後、翰林(ハンリム)大学社会福祉学科の教授を務めている。
宋相根 songmoon@donga.com






