7月1日の発足を目指している「国民(クッミン)」「住宅(ジュテク)」銀行の合併が早くても10月半ばへと持ち越される見込みだ。合併比率は1.65対1前後で決定されると見られている。
「国民」「住宅」銀行の合併推進委員会関係筋は3日、「国民銀行が住宅銀行と合併しニューヨーク証券取引所に上場されるためには、米国証券取引委員会(SEC)の実査作業などで少なくとも4カ月を要すると見られる」とし、「通合銀行の発足は当初、予想した7月1日より3カ月以上、遅れた10月半ばに可能となる見通しだ」と明らかにした。
同関係筋は「合併比率や存続法人、通合銀行の名称、通合銀行長など、核心事項について両銀行に隔たりが生じているため、合併に向けた本契約が遅れている」とし、「4項目に対して合意を一致させるのは簡単ではないことを勘案し、合併比率と存続法人を先に決めた後、通合銀行の名称と通合銀行長を決定するなど段階的な接近を試みる方針だ」と述べた。
このため、合併推進委員会は4日夜、「国民」「住宅」銀行関係者らと合宿をし、合併比率と存続法人について最終的に意見を詰めた後、6日頃に合併に向けた本契約を締結する見通しだ。
イ・ナヨン記者 larosa@donga.com