
「クラブ・バタフライ」はスワッピング(夫婦交換)というタブーを前面に出した映画だ。
30代中盤の共稼ぎ夫婦、ヒョク(キム・ヨンホ)とキョン(アニタ)は日々の仕事と生活に追われ、相手に対する性的魅力を感じられなくなる。互いに肉体的満足を得られず悩んでいた二人にそれぞれスワッピングクラブからの案内状メールが届く。
最初はひどい嫌悪感を示していた二人だが、夜の生活問題が続くにつれて半信半疑になっていく。そして友人のウー(ユン・ドンファン)とスク(キム・ヒョンヒ)夫婦がスワッピングを通して性的活力を得たという事実を発見し、禁断の欲望に少しずつ近づいていく。映画には、スワッピングをする中で快楽を追い求める極端な冒険ではなく、倦怠期夫婦の性的な隔たりを縮める合理的な対案として描くという大胆さがある。実定法に触れることなく、(?)浮気の持つ社会的、経済的危険は無いという理由からだ。
しかし「所有しない愛」の可能性を語るには、映画の構造があまりにも薄っぺらい。ヒョクとキョン夫婦の問題解決努力は、週末の旅行といった中途半端な水準にとどまり、性的不満足に苦しめられるキョンは、職場の後輩による性暴力に崩れる依存的女性として描かれる。
スワッピングという儀式に息の詰まるような緊張感を吹き込むことができなかった点も完成度を落としている。アニタという芸名で映画デビューしたモデル出身のキム・ソンヨンのしっかりとした演技がおしい。3月3日封切り。18歳以上鑑覧可
權宰賢(クォン・ジェヒョン)記者 confetti@donga.com






