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[人生と文化]国際舞台 口をつぐんだ韓国人俳優

[人生と文化]国際舞台 口をつぐんだ韓国人俳優

Posted February. 19, 2001 19:13,   

ベルリン映画祭のメイン上映館となるべルリナーレファラスト。この地下1階にあるプレスセンターの隣には、200席規模の記者会見場が設けられている。普通3回行われる競争部門の試写会が終わった後、監督と俳優が全世界から集まってきた記者達と会見する場所だ。

ここでは徹底して市場の論理が支配する。有名スターや監督が姿を現すと客席はもちろん、階段にまで人だかりがし、足の踏み場もなくなる反面、無名の俳優や監督が登場するや、客席ががら空きとなる。

「共同警備区域JSA」の記者会見では、半分以上が韓国の記者ではあったものの、空いた客席はほとんどなかった。壇上には俳優のソン・ガンホ、イ・ヨンエ、キム・テウ、シン・ハギュンとミョンフィルムのイ・ウン理事、パク・チャンオク監督など7人が通訳者まで同行させ舞台に上がった。今映画祭では最多メンバーである。

しかし記者会見では、パク・チャンオク監督とミョンフィルムのイ・ウン理事が記者の質問に答えただけで、俳優らは終始口をつぐんでいた。司会者が俳優への質問を誘導したが、ソン・ガンホを除いては皆軽く返答しただけだった。紅一点としてスポットライトを一身に浴びたイ・ヨンエは、最後まで一言も話さなかった。

しかし他の国の俳優達はインタビューの際全く違った姿を見せた。「マレナ」のモニカ・べルーチは、映画の中ではほとんどセリフのない受け身の女性の役を演じたが、記者会見では明白に自分の主観を語った。「チョコレート」のレナ・オリンも、夫のラセ・ハルストロム監督の映画世界に関する明確な解釈をしてみせ、監督からキスの洗礼を受けた。

「ハンニバル」のアンソニー・ホプキンスはシェイクスピアの演劇とミュージカル「オペラの怪人」など、時代を越えた博識さを元に、この映画の残酷さに対する「弁論」を1人で語りつくした。

記者会見場での外国人有名俳優は、台本に書かれた通り演技するスクリーンの中だけの存在に留まらず、豊かな表現力と積極的な姿勢で自分の芸術世界を紹介した。記者と観客が彼らの一皮剥いた姿に魅了されたのは当然のことだ。

試写会の時のカーテンコールでも、韓国人俳優達は何もしゃべらぬまま頭を下げるだけだったが、ハリウッドのスター達は短くとも、忘れずに肉声を聞かせてくれた。

韓国人俳優達のこのような「寡黙さ」は謙遜を美徳と心得る東洋的な考え方が原因ではないかと思われる。しかしはっきりしているのは、韓国映画が国際舞台へ羽ばたくためには、こういった沈黙は必ずしも美徳であるとは限らないという点だ。



權宰賢(ゴン・ジェヒョン)記者 confetti@donga.com