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[時論] 議員外交、有識でなければ通じない

Posted February. 08, 2001 11:13,   

多くの国会議員が米大統領の就任式に出席した。招かれたとはいえ、米政府が飛行機代を払ってまで来てくれとは言わなかったはずだ。極めて儀礼的な招きであり、ジョージ・W・ブッシュ大統領の座った演壇に列席した韓国の政治家は一人もいなかった。

就任式でなくても韓国の議員らは、ワシントンを訪れることは稀ではない。特に、大統領を目指す議員らは、ワシントンに知人が多くなければならないと思い込んでいるようだ。彼らは韓国人とアメリカ人の知人を通じて米国の議員に会って議員外交を行なうと言っている。

しかし、筆者が1980年代に米国の国防部長官室で環境政策補佐官として働いていた頃、そしてワシントンで教授生活をしていた頃に知り合った韓国議員らは、筆者とアメリカ人を失望させるに充分だった。「対話らしい対話」が行なえない上、「持て成しらしい持て成し」を受けずに、ワシントンを発つ議員がほとんどだった。韓米関係の懸案について真剣に話し合える議員は、さほど多くないようだ。厳しく言うと、米国議員は時間の無駄遣いだったと判断しているようだ。30分か1時間の面会約束だったのが、いざ会ってみると、いつも、5分か10分も立たないうちにもう会話が続かない。約束時間が足りなくて時間を延ばしたり、改めて会うことを約束しながら別れ惜しんだりする議員は滅多にいない。

全ての議員外交が悪いと言っているのではない。しかし、中身のある外交が可狽ノなるためには、その前提条件が満たさなければならない。一言で言えば、豊富な知識を備えることだ。韓米行政協定(SOFA)、老斤里(ノグンリ)事件(韓国戦争当時、韓国のノグンリで米軍が韓国の民間人を無差別に虐殺した事件)、米朝間の懸案、国家ミサイル防御体制、保守主義、進歩主義などに渡った豊富な知識を備えていなければならない。

議員らが国民の税金で米国を訪れたならば、旅行の目的と成果を何処かに記録しなければならないと思う。筆者は彼らの旅行記が読みたい。彼らは本当にワシントンを訪問すべき目的があったのか?議員外交が本当に必要なら、懸案を勉強してから米国入りすべきだ。会話を5分も続けられないほどの知識と情報では、中身のある外交活動が行なえない。

議員がワシントンと米国の主要都市で韓国人の後援会を組織することも往々にある。筆者も過去権威主義時代に米国に住んでいながら、虐められる野党の人事らを優しく迎え、民主化を祈る集いにも参加した。しかし、未だに米国に後援会を置くのは名分のないことだと思っている。議員が個人的に友人を持つことは高筲ネいが、政治的な組織を結成する理由はないと思う。

韓国の政治家が必要な知識と情報、分析力を育てられなかった理由がある。国家政策の樹立、執行、評価について勉強する時間がないということだ。彼らは選挙区民の慶弔事に顔を出すために、政策研究は党に一任しているからだ。韓国には有狽ネ人材が政治家を志し、国会議員として当選することもある。しかし、多くの政治家は国会に入ると、無狽ノなるか権力の機嫌を取るか、そうでなければ、政派の結束に余念がない。そのため、米国議員と懸案について真剣に話し合える実力を身につける時間がなくなる。国会に入ると無狽ノなる韓国の政治文化を改善しなければ、中身のある議員外交は夢物語に過ぎない。

もう一つ付け加えたいことは、ワシントンに行かなくても良いぐらいに、国家の威厳を早く成立して欲しいという点だ。いくら弱小民族と言っても、今の時代は弱肉強食の世界秩序ではない。自ら文明や威厳、権威を備えていれば国際社会から尊敬されることも可狽セ。政治が腐敗して経済も台無しになった国家は、尊敬されるまい。弱小民族でも、礼儀と良心のある国家は他国から尊敬される世の中だ。

それでも米国に行きたい議員には、米国の政治文化を習って欲しい。三権分立が民主主義の基礎という米国の憲法精神と議会は、行政部の侍女ではないという事実を分かって欲しい。議会の最も重要な機狽ヘ、行政部への牽制のはずだ。国民の金を節約しながら租税政策、財政政策が経済の安定と発展を成し遂げるように努力する米国の議員の心高ヲを見習って欲しい。160兆ウォンの公的資金が何処へ、どのように使われたかも正確に分からない議員は、ワシントンに行く資格のない人々である。