
21世紀版の「東國輿地勝覽」(朝鮮時代に作られた全国各地に関する内容が入っている本)と言われる「韓国の郷土文化資源」が文化観光省が決めた「地域文化の年」(文化観光省は毎年テーマを決めて、そのテーマに関する催しなどを1年間行う)の開幕に合わせ、出版された。
全国文化院連合会(会長・イ・スホン)が編纂したこの本は、全6巻(4X6型)の2600ページに達するほど膨大な量である。全国232の区、市、郡など基礎自治体別に歴史や文化、地理などに関する内容を詳しく取り扱っている。
この本の長所は、全国211の地方文化院の関係者と地域の大学教授、郷土史専攻者を始めとする地方で活動している人たちが直接原稿を書いたため、臨場感にあふれるとの好評を得ている。
特に一般観光ガイドブックとは違って、市・郡・区の人口面積や地域現況、歴史的人物、文化遺跡、説話、食べ物、お土産や特産品、文化芸術団体と芸術イベント、地域出身の芸術家なども含まれている。地図とともに10枚ほどの写真も掲載された。
文化院連合会は、この本の出版に当って「朝鮮時代のャ塔Wョン(成宗・960年〜997年・高麗の第6代王)の時代に作られた『東國輿地勝覽』を継承する」という目標を打ち出した。
「東國輿地勝覽」の冒頭には「受け継がれたものと改革したものは違うので、今後付け加えるべきものと削除すべきものは削除し、補完後、刊行せよ」と後世の者に伝統継承の意を伝えた。だが、1530年に「新増東國輿地勝覽」が一回増補されて以来、人文地理書の発刊を通じて、地域文化を集める作業は470年間中断されていた。
すなわち「韓国の郷土文化資源」の発行は、「東國輿地勝覽」の趣旨を受け継いだ訳である。
文化院連合会は、非売品であるこの本を、全国の文化院と国公立図書館などに配り、郷土文化に興味のある人は自由に閲覧できるようにする計画だ。さらに本の全体内容をCD-ROMで制作し、ホームページ(www.kccf.or.kr )にもデータベース化して、インターネットを通じて簡単に郷土文化にアクセスできるようにした。
文化院連合会のイ・スホン会長は、「放送委員会と韓国文化芸術振興院などから落Z支援はあったが、民間の力で地域の文化芸術資料を集めたのは意義深い事である」とし、「故郷を発った人たちには故郷の思い出を、地方に暮らしている若い世代には地域に対する誇りを分かち合いたい」と話した。
金次洙(キム・チャス)記者 kimcs@donga.com






