狂牛病が発生したヨーロッパ牛の血粉が最近まで国内に輸入されていたことがわかった。
30日、農林省によると狂牛病が発生したフランスとドイツから牛の血粉及び牛と豚の混合血粉が昨年、7回にかけて合計131トンが輸入された。99年にも、ドイツ産の牛・豚混合血粉66トンを買い入れた。
農林省は、狂牛病発生地域の牛肉及び骨粉などに対しては、96年から徐々に輸入禁止措置を取ってきたが、血粉に対しては昨年12月30日に輸入禁止措置を取ったと明らかにした。
今まで血粉に基づく狂牛病感染の可能性は否定されていたが、昨年末欧州連合(EU)が、血粉やゼラチンなど、一切の副産物に対して使用禁止を決定し、他国家もこれに従う形になったという。農林省は「米国、濠洲、日本など先進国も昨年末になってから血粉に対する輸入禁止措置を下した」と付け加えた。






