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韓国に宇宙時代の幕開け

Posted January. 31, 2001 10:50,   

宇宙センターの建設敷地が確定したことにより、韓国にも本格的な自力宇宙開発時代が到来した。

韓国は92年以来、科学実験衛星の我が星1〜3号、通信衛星のムグンファ1〜3号、観測用衛星のアリラン1号など、7基の衛星を地球軌道に載せている。が、その都度「借家住まい」のように、発射体は米国、欧州、インドなどのロケットを利用して来た。また、航空宇宙研究所が93年に1段科学ロケット、98年に2段科学ロケットの打ち上げに成功したものの、平和目的の発射場が無かったために忠清(チュンチョン)南道地域に建設したミサイル発射試験場を利用して来た。

しかし、今回の宇宙センター計画の確定で、韓国も平和的な宇宙開発を目的とする発射体を独自で開発・テストできる安定的な土台を設けた。現在、発射体の技術を保持している国は米国、ロシア、フランス、中国、日本、インド、ブラジル、カザフスタン、オーストラリア、イスラエル、パキスタン、カナダ、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)などの13ヶ国である。

人工衛星を打ち上げる発射体の開発は、衛星体の開発より難しい。技術的にも難しいが、ロケットは核心的な軍事技術であるため、強大国の牽制を受けざるを得ない。韓国は、今まで米国の牽制でロケット技術の開発が遅れていた。しかし、昨年12月末、韓米ミサイル射程距離協商が妥結され、民間用のロケット開発は規制が無くなり宇宙センターの建設が可能になった。

政府は「宇宙開発中長期基本計画」に基づいて、2015年までに5兆1570億ウォンを投入して全20基の衛星を打ち上げるなど、国内宇宙産業を世界10位圏にランク入りさせる計画である。この計画によって韓国は今回基地の建設される低軌道衛星は勿論のこと、2015年にはムグンファ衛星と同様の1.5t級の停止軌道衛星を打ち上げられる発射体まで開発する予定。

科学技術省は、9基の低軌道小型衛星を2015年まで宇宙センターから打ち上げる場合、海外での打ち上げ費用8500万ドル(約1020億ウォン)を節減出来るものと見込んでいる。

ウェナロド宇宙センターでは、観測と研究目的の低軌道衛星を打ち上げており、軍事用ミサイルは扱っていない。低軌道衛星は普通、地上数百㎞上空で周期的に回転するため、主に地上観測に利用される。しかし、ムグンファ衛星のような放送通信用衛星は赤道3万6000㎞上空に打ち上げるため、赤道に近い発射場で打ち上げるのが一層有利である。



シン・ドンホ記者 dongho@donga.com