帰国子女に適用される大学特例入学を悪用した不正入学事件を捜査しているソウル地検特殊2部(李徳善/イ・ドクソン、部長検事)は11日、1997年度から今年までの5年間、不正な行為をもって入学していた54名の学生(入学予定者)を摘発し、これら学生の父母46名のうち、歌手のナム・ジン氏の妻であるカン(姜)容疑者(53)ら、8名を逮捕し、4名を指名手配した。
ソウル地検は、韓国ケント外国人学校の理事、趙健姫(チョ・ゴンヒ、52・起訴)容疑者と共謀して入学関連書類を偽造した容疑で、米国ロサンゼルスのE留学院の院長のパク(朴、44・在米韓国人)と旅券偽造のブローカーイ(李)(44)容疑者を指名手配した。朴容疑者と李容疑者は、現在米国に滞在している。
趙容疑者は、不正入学を斡旋する見返りとして、学生の父母30名から、不正入学の対象となる学生1名当り、1万5000〜3万ドル、合計50万ドルを受け取っていた容疑だ。
ソウル地検はこの日、入学関連書類を偽造した事実を黙認する見返りとして、趙容疑者から4,100万ウォンを受け取っていた容疑(背任贈賄罪)で、ダングック(檀国)大学校入学管理課のイ・ビョンヨル(47)容疑者を逮捕起訴した。
李明鍵(イ・ミョンゴン)記者 gun43@donga.com






