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「誰を責め立てるべきか」

Posted January. 07, 2001 19:24,   

5日の午後10時頃、ソウル聖母(ソンモ)病院の応急室。ある中年女性の嗚咽を他の患者と家族達が悲しそうに見つめていた。

「どうしてこんな事が・・・」と繰り返すH氏(49)は、ついに気を失い、看護婦に支えられてベッドに横たわっていたが、乾いた唇の間からはうめくような嘆きの声が漏れた。夫K氏(53)も末娘の死に我を忘れ、ただ呆然としていた。

この日の午後7時頃、この夫婦は、末娘のキム・ボラさん(15・D女史中学3年)が、ある男性ダンスグループの‘おっかけ’をしている際、他のファンに踏み潰され、心臓麻痺で息を引き取ったという知らせを受け、病院に駆けつけた。

ボラさんがこのダンスグループのファンクラブに加入したのは一昨年の11月。K氏夫婦は、週に1〜2回、彼らの出演している番組や公演を見に行く娘が心配ではあったが、性格も明るく、成績もクラスで10位以内に入る程優秀だったため、成長する過程であるとばかり考えていた。

「芸能人を無条件で好きになるのが若者文化だと言いますが、そのためにこのような前途が有望なる若者が呆気なく死んでしまっているではありませんか。再びこのような事故が起こらないためにも、何らかの対策を講じるべきです」。20年以上の間、八百屋をしながら娘を育てたというK氏は、このように胸の内を語っている。

ボラさんはこの日の午後6時頃、ソウルの汝矣島(ヨイド)にあるナムジュンビルの前で、人気グループ‘クリックB’のメンバーを追いかけている際転倒し、彼女の後ろへと続いていた30人以上のファンに踏みつけられるという事故に遭った。ボラさんは意識を失い、すぐに近くの汝矣島聖母病院に運ばれたが、約2時間後に息を引き取った。

この日の事故は、男性7人グループの‘クリックB’のメンバーであるO氏とU氏が、自分のホームページを制作する作業の一環として、メガエンタープライズが開催するファンとの画像チャットイベントに参加した席に、突如50人余りのファンが押し寄せた事により発生した。



崔虎元(チェ・ホウォン)記者 bestiger@donga.com