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大統領官邸の銃器事故、操作の疑惑

Posted December. 14, 2000 11:50,   

昨年5月、大統領官邸(青瓦台・チョンワデ)の警備勤務所で発生した銃器誤射による死亡事故は、‘他殺’だったと言う疑惑が提起された。

野党・ハンナラ党のキム・ウォンウン(金元雄)議員は13日、‘青瓦台警護室幹部’と名乗る者が、当時の銃器誤射事故は他殺だったと主張する内容の手紙を送って来たと、A4用紙2枚の手紙を公開した。

キム議員は、この手紙を根拠に「昨年5月31日、青瓦台の警備勤務所で勤務中のキム某警長が、自分の拳銃の手入れをしていて、誤ってキム某巡警を死亡させたという事故である。これは、キム警長が口喧嘩中に、キム巡警を射殺した疑いがある」と主張した。

キム議員が発表した手紙の内容によると、青瓦台にある大統領の執務室から、50メートル離れている55警備勤務所で事故が発生した翌日の6月1日、当時ソウル警察庁のイ・ムヨン(李茂永)庁長と101警備団のパック・クムソン(朴金成)団長、警護室の次長などが会議を開き、青瓦台の外角で発生した単純誤射事故に仕立て、大統領に報告したと言う事だ。

しかも、当時の警護室の関係者らが遺族との交渉にも口を出し、巨額の慰労金で事件をなかった事にしたと言う。

これについて、青瓦台は、「手紙の内容を見ると、青瓦台(チョンワデ)を‘チョンファデ’と誤記し、大統領の外国訪問日程を間違えている所から見て、青瓦台の勤務者ではなく、青瓦台の評判に傷をつけようとする外部の者が手紙を書いたようだ」と話した。