チョング・ファイナンスの容疑者、マカオから送還

韓国警察庁の外査3課は11日、数百億ウォンの顧客の投資金を横領した後、海外へ逃避したため、韓国国内でのフィナンス界における営業中断の事態をもたらした釜山(ブサン)チョング・フィナンス社長の金錫仁(キム・ソクイン、34)容疑者を国際刑事警察機構との共同捜査により、マカオで逮捕して強制送還した、と発表した。

金容疑者は98年から昨年の8月まで、兄の金錫元(キム・ソクウォン、35)服役者と共にチョング・フィナンスを運営しながら、約7000名の投資家から1580億ウォンの投資金を誘致したが、この内、約800億ウォンの投資金を償還できず、昨年9月にシンガポールへ逃避した。金容疑者は今月10日、シンガポールからマカオに向かっている途中、国際刑事警察機構が手配者であることを確認、マカオの空港で逮捕して、11日に韓国に送還された。金容疑者の兄の金錫元服役者はタイで逃避生活をしていたが、今年3月に自ら帰国し、逮捕された。裁判の第1審で8年刑の宣告を受け、現在服役中である。